更新日:2016年09月14日 23:16
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歌舞伎町の風俗案内所が「中国人客はお断り」 その理由とは?

利用できる店はごくわずか

 また別の無料案内所Bのスタッフも「中国人がいま入れる場所なんて歌舞伎町にはないよ」と語り、状況は変わらない。なんとか粘って「うちで紹介できるのは……」と教えてくれたのは、一軒のショーパブだった。また、今のところホテヘルもそのサービスの性質上、基本的には問題なく利用できるということだった。  そして、さらに無料案内所を巡ること4店舗目。やっと「中国人でも問題ない」という、頼もしい無用案内所の話を聞くことができた。某老舗風俗情報サイトのほうでもお馴染みの名の無料案内所Cである。 「うちで紹介してるお店は特に問題ありません」(無料案内所Cのスタッフ)。ただし、それもやはり条件付きのようで、「英語で対応できるスタッフは多くはなくてもいるんですが、残念ながら中国語で細かい説明ができるスタッフがおらず。日本人が同伴で通訳してくれたり、ちゃんとお店のルールを説明できる人がいることが前提ですね。NGのお店が増えているというのも、言葉が通じなくてルールを守れない、お会計でゴネられるということが原因ですから。うちの場合は日本人が同伴、もしくは日本語のできる中国人が同伴しているという条件ならば、特別に入店をお断りしていることはありません」とのこと。

同じ中国人観光客でも吉原とは層が違う

「会計でモメる」という話を聞く限り、どうやら吉原などで爆買いしている羽振りのいい中国人たちとは、また微妙に違う層の観光客たちが歌舞伎町には多いようである。  お店側も中国語が堪能なスタッフを雇うのが難しいという問題があるのかもしれない。少しもったいないような気もするが、どうやら中国人の夜遊びの場もすでに微妙な住み分けができ上がっているということなのだろう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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