北海道の「サンルダム建設」で絶滅危惧種が危機に。そのダム、本当に必要ですか?
長年サンル川で自然観察会を行ってきた北海道自然保護協会の宮田修さんは、「サクラマスの産卵床は、ダムで水没する所は全滅する。サクラマスが遡上・降下できなければ、カワシンジュガイの幼生も絶え、50~100年したら全滅するのではないか」と懸念する。
サンルダムの目的もまた、治水、利水と発電。下川町で一日最大130立方メートル、名寄市で一日1510立方メートルの水道水が新たに必要というのだが、1秒に換算すれば牛乳パック19本分。’70年代に1万人以上だった下川町の人口は3423人、4万人以上だった名寄市は2万8000人に減少、この先新たな水需要があるわけでもない。
今年3月、安倍内閣は第8期「北海道総合開発計画」を閣議決定。国土強靱化基本法を成立させ、公共事業予算を3年連続で増大させてきた安倍政権が、「北海道開発」の名のもと環境破壊を続けている。
― アベノミクスの[環境破壊]が止まらない! ―
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