V6森田剛を殺人鬼役に起用した理由――映画『ヒメアノ~ル』監督・吉田恵輔×森田 剛
すべての人の“森田剛”観をひっくり返す! 古谷実の戦慄コミック『ヒメアノ~ル』映画化の最大最強のサプライズとは、無軌道に凶行を繰り返す殺人鬼「森田」に扮した森田剛にほかならない。絶望と欲望が暴走するダークサイドを炸裂させ、アイドルとは思えぬ“不穏さ”を極限まで引き出した、主演俳優&吉田恵輔監督の共犯関係とは?
――『ヒメアノ~ル』の殺人鬼「森田」役に森田剛さんを起用しようと思ったきっかけを教えてください。
吉田:実はずっと前から森田くんとは仕事をしたかったんです。俺の師匠にあたる塚本晋也監督が『マシーン日記』で森田くんと共演していた頃からずっと注目していたので。
森田:もう10年ぐらい前ですよね。
吉田:あと俺が誰かに企画を説明するとき、キーワードとしてよく「若いときの森田剛みたいな」って表現を使っていたんです。『学校へ行こう!』で、いつもモニター見てケラケラ笑ってた森田くんのあの感じ。可愛くて、頭悪そうなのになぜか憎めない。あんなキャラクター、なかなかいないですよ。最近はまた印象が変わりましたけどね。
――森田さんはちょうど「もっと映像の仕事をやりたい」と思っていた時期だったそうですね。
森田:そうですね。映像にもチャレンジしたいと、ちょうど思っていた時期に今回は声かけていただいて、本当に嬉しかったです。
吉田:原作だと25歳くらいの設定だから、最初は30代の人は考えてなかったんです。でもふと「森田くんがいいんじゃないか」と思って。森田くんは年齢不詳だから、ほかの出演者も全員年齢不詳の人にしておけばわからないでしょうと(笑)。濱田岳だってムロツヨシさんだって、何歳なのかよくわからないもんね。
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