SNS時代の女の花道!? “プロOL”の生態――とにかく人脈づくり、「副業でライターしています」が決まり文句
安倍晋三首相は成長戦略の柱の一つとして「女性の活躍」をあげたが、その言葉の通り、自ら起業し、社会にインパクトを与えようとする女性たちが昨今増えてきた。特に、Instagramの中にはタレントのような知名度を持った女性も出現、多くのフォロワーを生み出している。
そんな社会の第一線で活躍している女性がよく口にするのが「縁に恵まれている」というひと言。やりたい仕事を実現するためには、そうした人脈づくりは不可欠なのだが、スポットライトを浴びている人物は、それに加えコツコツと積み上げてきたビジネスキャリアがある。
だが、なかには華やかな理想の社会人に近づこうと、経験を積む前に人脈を磨くことにばかりに力を注ぐ「プロOL」も存在する。
自らの未熟さを知り合いの量と質でカバーする彼女たちは、それなりの地位に就いた大人たちを次々と獲物にし、肥大化してゆく。やがて、自分の人脈が利用されて、気づいたら彼女たちのほうが上の立場になっていることも……。
そんなSNS時代の怪物、プロOLの生態を紹介しよう。
かまってちゃん的な側面を持つプロOLにとって、目標や願望は内に秘めておくのではなく、外に向け宣言していくというのが基本スタイルだ。
「大学時代の後輩にプロOLが多いですね。たいていメモ帳に『今年中に実現する10のこと』を書いており、wantedlyの仲暁子さん、元トレンダーズ社長の経沢香保子さんをはじめとする社長クラスと顔見知りになることをメモっています。何かあるたびに『会ってお話したいな~』とFacebookでアピールをしているんですが、セミナーに行けばその後の懇親会でお話できたりするので、そこまでハードルの高いことではないんですよね」(30歳・IT系・女性)
「実際セミナーで女社長と会えたプロOLは、わざとらしく苦節感たっぷりに『思いが届いた!』とのコメントとともに、女社長をタグ付けして2ショット写真をアップ。Facebookなら多くの知り合いにも見られるから、 “有言実行”のオンナとして認識されて、これ以上ない宣伝になってますよ。それに釣られたおっさんたちが下心見え見えで『よかったじゃん』とかコメントをしてる。まるで地獄みたいな光景が眼前に広がっています」(24歳・IT系・男性)
常日頃から「会いたい!」「紹介してくださいよ~」を連呼
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