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殺虫剤が効かない…「スーパー害虫」が増殖中

恐怖のトコジラミが海外から侵入中!

 進化を遂げるスーパー害虫は、ゴキブリだけではない。西田氏がゴキブリ以上に警戒するのが、日本では絶滅したはずのトコジラミ、通称・南京虫だ。ある宿泊施設の関係者は、被害の恐怖をこう語る。 ⇒【写真】はコチラ ※閲覧注意「トコジラミ」
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1151204
「今から5年くらい前ですかね。“爆買い”ブームで中国人観光客が増えたのに浮かれていたら、帰った後にクレームが激増して、調べてみたら南京虫。すぐに業者を呼んで駆除してもらいましたが、とんだ“爆害”でしたよ」  南京虫といえどもその生息域は中国だけではない。その被害は世界中で問題となっているのだ。 「海外でも大発生し、ここ数年は日本でも確認されるようになりました。当初の発見場所は、ホテルやスーパー銭湯など公共の場でしたが、おそらく外出先から持ち帰る形で、一般家庭で繁殖するケースが増えています。吸血性で、刺された痕が赤く残るのですが、被害にあった人はダニや蚊と勘違いして、なかなか気がつかない。半年~1年後にようやくトコジラミが原因と気づかれるケースもありました」(西田氏)  繁殖開始から1年以上経過した部屋に入ると、壁がトコジラミの“血糞”で赤く変色していたなんてことも。さらに問題なのが、このトコジラミもピレスロイドへの抵抗性が高い“スーパー南京虫”へと進化していることだ。 「一説には、抵抗性が1万倍以上の個体がいるとも言われています。鞄や衣服にくっついて家の中に持ち込まれますが、夜行性なので明るい所では姿を見せず、就寝時に部屋の明かりを消したときだけ布団の周りに出没する。退治するのは、非常に困難です」(林氏)  発見しづらい、殺虫剤が効かないという超難敵・トコジラミ。今のところ、効果的な対策は害虫駆除業者に依頼することだという。2020年の東京オリンピックまでには「訪日外国人旅行者4000万人」を目指す日本政府だが、その中には思わぬ珍客もいることを注意しなければならない。 取材・文/SPA!害虫問題取材班 取材協力/ダスキン アース製薬
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