猫ひろし「リオ五輪の入場行進で被り物を…でもマネジャーに止められました」
本業は芸人だけに、五輪を目指すにあたり仕事との両立がいちばん苦労したという。年に4か月はカンボジアに単身で滞在し、トレーニングを積んできたが、“来日”時にも仕事の合間を縫って走り込んできた。
「だいたい朝は5kmから10km走った後に仕事に行って、帰ってきたら20kmから25kmを走る。毎日それの繰り返し。いろいろ工夫しながら、一日最低30kmは走りこんできました!」
その結果、写真のとおりネコと言うよりは、ライオンのような精悍な姿に。そんな猫は可能な限りリオ五輪を満喫したいという。
「男子マラソンは最終日なので、楽しんでいる余裕はないかもしれませんが、選手村ではネイマールやボルトと記念撮影をしたいですし、邪魔にならないようであれば交流のある吉田沙保里選手の応援などにも行ってみたい」
さらには開・閉会式も出て、五輪をフルに楽しみたいと笑う。
「入場行進には被り物でもして出ようかなと考えたんですが、マネジャーに止められました。でも、カンボジアの選手団は6人しかいない(女子テコンドー代表でアジア大会でカンボジア初の金メダルを獲得したソーン・シウメイは身長180cmを超える)し、お祭りなので、可能な範囲で目立ちたいですね」
肝心の走りではトレードマークの「ニャー」ポーズは見られるか。
「それくらい余裕を持って走りたい。自己ベストを目指して、“真面目”に頑張るニャー!」
【猫ひろし】
’77年、千葉県生まれ。五輪出場を目指し、’11年11月にカンボジア国籍を取得。自己ベストは’15年東京マラソンで記録した2時間27分52秒。身長147cm。リオ五輪には本名の瀧崎邦明でエントリーする
※『週刊SPA!』8/2発売号では「リオ五輪を100倍楽しむ超ズボラ観戦ガイド」という特集を掲載中
<取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>
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