更新日:2022年07月24日 17:12
ライフ

全盛期の2割にまで減った「公衆電話」。今どこにある?

公衆電話の見つかる場所をSPA!が独自リサーチ

 では、公衆電話はどこを探せば見つかるのだろうか?  大前提としては「駅、バス停付近、コンビニの軒先など、人が多く集まる場所」(NTT東日本)となるが、絶対的なルールとは言えないのが困ったところ。そこで、SPA!が公衆電話設置場所検索サービスでリサーチして、大まかな傾向を探ってみた。
公衆電話検索サービス

公衆電話検索サービスの画面。原宿近辺では原宿駅の出口付近、表参道沿い、警察署の前が設置ポイント。かなり偏って見える

【傾向1】基本的には鉄道駅の付近に集中。「24時間立ち入れる場所にある端末が優先して残される傾向にある」(NTT東日本)ため、終日利用できない構内よりも、出口付近の道路沿いを探したほうが、実は見つかりやすかったりする。とりわけ、地下鉄の駅ではこの法則が当てはまることが多い。一方、JRの大きな駅では、構内の設置数が潤沢なためか、出口付近に公衆電話が見当たらないことも(例:有楽町駅、秋葉原駅)。 【傾向2】バス停付近にもぱらぱらと設置されている。駅の場所がわからない場合は大通りを目指そう。 【傾向3】「24時間立ち入れる」とはいえ、コンビニやファミレスにあまり期待してはいけない。コンビニ各社に問い合わせたところ、「公衆電話の設置は店舗ごとの判断になる」との返答。基本的には設置されている店舗のほうが圧倒的に少ないので、わずかな望みを抱えてコンビニをハシゴしても徒労に終わる可能性が高い。 【傾向4】警察署の前では高確率で公衆電話が見つかる。郵便局の前もヒット率が高い。 【傾向5】災害時の避難場所(小中学校など)の近くも狙い目。これは、公衆電話に災害時の備えという側面もあるからだろう。災害時、携帯電話や固定電話は通話を制限されることもあるが、公衆電話は優先電話に指定されているため、繋がりやすい(災害時のみ利用できる特設公衆電話と同じ扱い)。
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さらに気をつけるべき点が!
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