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マイカー規制だけどEVならOK!「ふじあざみライン」は夏のドライブにオススメ

 アメリカのEV(電気自動車)メーカー・テスラが、日産「リーフ」と同価格程度で走行可能距離が300km以上の「モデル3」を発表した途端、40万台近い予約が殺到してニュースになったことは記憶に新しい。低炭素社会の実現に向けてEVの普及は不可欠なのに、期待のわりになかなか普及が進んでいないのだが、その理由はカンタン。今、日本で買えるのはまだ日産「リーフ」、BMW「i3」、テスラ「モデルS」くらい。個人的に長年EV普及を応援しているのだが、「i3」や「モデルS」は高いし「リーフ」はかっこ悪い。欲しいクルマ、買えるクルマがないのだから、日本で普及しないのは当たり前、ともいえる。

テスラ「モデル3」

 一方で、日本国内の急速充電スポットは2016年8月5日現在で6758か所(チャデモ協議会発表)にまで増えている。仙台以北の東北地方や北海道の一部を除き、高速道路のサービスエリアにはほぼ設置され、東京から鹿児島まで、高速道路を充電のために下りることなく走れるようにもなっている。それでもいまだに「EVなんて」と言われてしまうことが多いのは、今ひとつ「EVならでは!」と思える何かが足りないからではないか。

 と思っていたら、静岡県小山町の「ふじあざみライン」という道で、今年からEVとFCV(燃料電池車)に限り夏のマイカー規制の対象外になるという。いわば「EVのえこひいき」。現状、弱点だらけのEVなのだから「えこひいき」は大歓迎。これなら、「EVならでは!」という気分を満喫できるのではないかと期待して、さっそく走りに行ってみた。

富士山五合目須走口の駐車場から富士山の頂上を望む

 ちなみに「ふじあざみライン」のマイカー規制は9月10日(土)21時まで。EVユーザーで夏休みのドライブ先を考えている人は、候補のひとつにどうだろう? EVならではの「ざまあみろ」感を満喫できる、かも。

 今回乗って行ったのは電池が30kWhになった新型「リーフ」だ。一充電の航続距離はJC08モードで公称280kmだが、東京から休日の高速を走る実用的な航続距離としては、150kmくらいをメドにするのがいい。

 都内の自宅から「ふじあざみライン」の麓にある道の駅すばしりまでは約100km。出発時の電池残量は約80%だったけど、高速道路の流れに乗って走っても、18%ほどの電池を残して到着できた。途中のサービスエリアで充電しておく手もあったのだが、この道の駅すばしりに急速充電器があるので、せっかくだから地元の充電器を使うことにしてみた。しかし……。

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富士山麓の道の駅の充電器は残念ながら「非力」すぎ!

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