そのサークル名通り、長回しノーカットによる作品づくりを特徴としている。冗長といえば冗長だが、その生々しい映像に数多くの男性が股間を焦がしてきた。 　なんでも女の子の表情が好きらしく、“最初とエッチの最中、終わった後の表情の違いを捉える”という目的があるとか。特に昨年頃からよい意味で変態度が増しているとマニアたちは太鼓判を押す。 　“生電話姦”など作品毎にコンセプトが変わるため、ハメ撮りに主軸を置きつつも、ワンパターンさはない。何よりいつも捕まえてくる女性がやけに可愛いのが嬉しい。コスプレ面では現行のアニメのトレンドもバッチリとカバーしているのでアニオタも大満足……となるかも!? 　コスレイヤー主宰のサークルで人気ランキングの上位を獲得することは難しいとされている中、固定モデルかつハードコアジャンルで絶大な人気を誇っているサークル。それが、性の伝道師・岡田ゆい主催の「どてちん販売所」だ。 　女性のオナニーは商業作品や素人のライブチャット動画でも演技が大げさになりがちだが、こちらのレーベルの作品では、ほぼ素のガチオナニーを堪能できるのが魅力と言えよう。 　また、キャラクター設定・ストーリー性にもこだわりが随所に見られる。男性との絡みこそないが、色々なディルドをぶち込まれている様子はプロの作品では決して見られないものだ。 　これらの商品は同人作品の総合ダウンロード販売サイト「DL.Getchu.com」や「コスホリック」などイベントでの販売のほか、18禁ROMとして「秋葉原レンタルBOXザウルス」といった店舗でも販売されている。 　いずれもコスプレ要素がベースにあるサークルが多いが、単にコスプレをした女性が主役の成人向け作品というだけではなく、カップルのリアルセックス投稿から、SM、女装子、果ては“醜男と美少女”をモチーフとした作品や、全身タイツと美少女マスクで“生きたラブドール”を表現した前衛的な作品まで存在する。 　これまで一部のマニアが愛好してきた同人AVだが、思い切って同人AVの世界に飛び込めば、内に秘めた欲望を開花させ、未体験の興奮に浸れるかもしれない。 ＜取材・文／日刊SPA！取材班＞