幸せを感じる“脳内麻薬”エンドルフィンを簡単に分泌する方法
そんな人におすすめしたいのが、至極簡単なのだが「掃除」である。
単なる掃除ではない。「ホコリ除去スプレーでテレビの裏に溜まったホコリを吹き飛ばすと気持ちいいよ、ゾクゾクするよ」(44歳・機械)というように、敢えてPCの裏側や洗濯機のフィルターに溜めに溜めてから一気に除去するのだ。ホコリが溜まっていることのストレス(=苦痛)が一気に解消されることに加え、得も言えぬ多幸感が脳を支配すると同時に、部屋もキレイになるのだからありがたい。
エンドルフィンは他にもこんなことで分泌される。
「熱い風呂に入ったり、日焼けをしたりすることでも分泌されます」(篠原氏)
さて、以上のことから考えると、最大限に効果的な「エンドルフィンを分泌する方法」とはどのような方法だろうか?
おいしくて、脂もので、苦痛を伴うもの……。
そう、もうおわかりだろう。
「カプサイシンによって分泌が増すので、中本のラーメンを食べることはエンドルフィンが分泌される好例です」(篠原氏)
ただし、エンドルフィンの多幸感は癖になるので、パチンコや脂っこいものを食べることなどは、インスタントで終わらない幸福のためにも、程々にしておこう。
【篠原菊紀氏】
脳科学者。諏訪東京理科大学共通教育センター教授。東京大学、同大学院卒。脳科学、応用健康科学専門。著書に『「すぐにやる脳」に変わる37の習慣』(KADOKAWA)など
― 超お手軽に[幸福になる]方法 ―
エンドルフィン系快楽の最適解は激辛ラーメン!?
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