更新日:2022年07月28日 17:32
ライフ

日常の中で“小さな幸福”を感じる瞬間ベスト10

 大企業の経営悪化に未成年の自殺など、暗いニュースがよく取りざたされる現代。漠然と日常にストレスや疲労感を覚えている方も多いのではないだろうか。そんななか、些細なことで幸福感を覚えてる人も存在する。こうした些細な幸福感の積み重ねが、日常のストレス緩和に役立っているらしい。そこで今回、インスタントな幸福感のメカニズムを明かし、いつでも超手軽に幸福になれる方法を探ってみた!

幸福感に影響を与えるホルモン(脳内物質)とは?

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目の前の人がすぐに降り、座れたときに感じる幸福感にもホルモンが影響している

 私たちの感じる幸福感には、一般的には“ホルモン”とも呼ばれる脳内物質が密接に関連しているという。 「ストレスホルモンであるコルチゾールの減少や、ドーパミン、セロトニン、オキシトシンの上昇などホルモンにより幸福感が得られることが知られています。その中でエンドルフィンはモルヒネ系の鎮痛効果や多幸感をもたらすホルモン。楽しいことを考えているとき、苦痛から解放されたとき、熱い風呂に入ったとき、日焼けしたときなどに分泌が増します」(脳科学者で諏訪東京理科大教授の篠原菊紀氏) 「“報酬系”に属すドーパミンは、夢や目標を持ったときに分泌が増える。目標設定をすることによってやる気を生み出し、それを達成することで快感を得られます」(脳生理学者で東邦大名誉教授の有田秀穂氏)  気持ちを高めるホルモンがある一方で、気持ちを落ち着かせるホルモンもある。 「報酬系のホルモンは短期的に気持ちを高める効果があります。対して、セロトニンやオキシトシンは過剰な興奮を抑えてくれる。効果が持続的なのも特徴です」(同)  こうしたホルモンを効果的に出すことができれば、インスタントな幸福感を得ることが可能になってくると言えるのだ。
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