リオ五輪選手“ホモAV出演疑惑”から考える「体育会系部活のAV出演斡旋はこうして行われている」
先月、大熱狂のなか幕を閉じたリオ五輪。メダル獲得数は過去最多の41個と大健闘した日本選手。だが、閉幕後に一部メディアで報じられているのが日本人メダリストの「ホモAV出演疑惑」だ。その真偽を取り上げるのは本稿の主旨ではないが、気になるのが、都市伝説的に語られる「スポーツ選手のAV出演斡旋は本当に存在するのか?」という点。
過去、首都圏某大学の体育会系部活に所属し、自身もアダルトビデオに出演したことがある加藤直也さん(仮名・男性・30代・現在は引退)に真相を聞いてみた。
加藤さんは、スポーツが盛んなことで知られる首都圏の某大学にスポーツ推薦で入学した。部活名は具体的には言えないが「格闘系」とだけ伝えておこう。
「大学の体育会系部活は講義時間以外はほぼ練習。私は練習場近くで寮生活をしており、しかも練習場が多摩地域の山奥にあったため、普通の大学生がするような居酒屋やコンビニのバイトはできませんでした」
そんな加藤さんが部内で代々伝わるバイト話を持ちかけられたのは大学2年生のとき。
「先輩から『おまえカネないだろ? カネを借りないか?』と言われたんです。詳しく話を聞けば、学生ローンでカネを借りないかという誘いでした。どうやらその学生ローン会社は新規で借り手を紹介すると金利が下がるシステムだったらしく、先輩の命令で後輩全員がカネを借りる流れになりました。もちろん、借金はしたくないので断ろうと思いましたが、当時は先輩の命令は絶対という雰囲気。結局部活のメンバーとみんなでカネを借りに行きましたね」
先輩の紹介は断れない
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