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ホラー、スプラッター、エログロで雪崩のような退席…「シッチェス映画祭」のエグさ

 『君の名は。』が長編アニメ賞を獲ったからといって、シッチェス国際ファンタスティック映画祭は、ほのぼの作品のお祭りではない。スプラッターとホラー、そしてエログロが3本柱の本来マニアックな映画祭である。

 そのラインアップには当然、上映自体が問題視されるような挑発的な作品も含まれており、『セルビアン・フィルム』が参加した2010年のフェスティバルでは、映画祭の責任者が幼児ポルノを上映した罪で起訴される事件まで起きている。『セルビアン・フィルム』で問題となったのは赤ん坊と少年へのレイプシーンだったが、「撮影はダミーの人形を使って行われたフィクションである」という主張が認められ、2年後に無罪の判決を得ている。

 そんなアブない映画祭で、見る方もそれなりの覚悟で来ているのだが、それでも今年の映画祭で途中退席者が続出した作品があった。それがメキシコ映画『テネモス・ラ・カルネ』(“肉あります”の意。英語名『We Are the Flesh』)だ。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1224513

 当日は激しい雨にもかかわらず超満員で私は最前列に座らずを得ず、舞台挨拶で「後ろの方の人には申し訳ないです。でも、前の方の人もごめんなさい」とエミリアーノ・ロチャ監督が言っていた意味を思い知ることになる。

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想像を絶する内容とは?

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