廃線になる「留萌本線」に女子おひとりさまで乗ってきた。“廃線特需”で鉄道マニアが殺到!?
で、実際に留萌本線の電車に乗ってみました。札幌からはスーパーカムイという特急に乗ります。1時間5分ほどで到着する深川で留萌線に乗り換え。一転して昭和感溢れる車両の電車です。が……。
2両の車両に人がギッシリ! 立っている人こそいないけど、座席はほぼ満席です。まさに廃線特需。
車内では、私服風のJRスタッフが「席にお荷物を置くなどの席取りはご遠慮ください」「窓から手や器材を出しての撮影はご遠慮ください」とアナウンスして歩いてます。「窓から手を出すな」と言われると、手や足、お尻……と歌う山田邦子の顔が浮かんじゃうんですが……。
留萌から増毛までは海岸線を走ります。
トコトコと田舎道を走ること約1時間30分。外を見ていると、ところどころでこちらにカメラを向けている人たちがいます。とっておきのビューポイントが決まっているらしく、多いところでは4,5人が争うようにシャッターを切っていました。
ところで、今はどこの観光地に行っても、外国人がたくさんいます。赤穂浪士のお墓に西洋人風の家族が来ていたときには、思わず声をかけてしまいました。古式ゆかしい文化にも、萌え萌えニューカルチャーにも、外国人ファンはいるんですね。ところが特需に湧く留萌や増毛に、外国人らしき人がぜんぜんいないんです。「廃線? あっそ」って感じなんでしょうか。在日乗り鉄・撮り鉄は実はほとんどいないってこと? 何十年も日本に住んでいるとかじゃなかったら、移り変わりゆく日本の姿とか、割とどうでもいいんだろうけど。
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