更新日:2022年08月21日 11:40
スポーツ

駅伝3連覇の青学も採用!? 「タバタ式トレーニング」ってなんだ?

海外で注目されセレブも導入

「元々はスピードスケートのナショナルチームのコーチをしていた入澤孝一先生(現高崎健康福祉大学教授)が導入していたトレーニングで、それを運動生理学的側面から研究し、効果を実証した論文が海外のトレーニングマニアの目に留まり、合理的で高い効果が得られる点が評価され、近年ではアメリカで『TABATA』と呼ばれてブームになっていました」と語るのは、このタバタ式トレーニングの名前の由来となった人物であり、日本唯一のタバタ式トレーニングの解説書『究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング』の著書である立命館大学教授の田畑泉氏だ。  日本よりむしろ海外で先に注目され、英国ではまるで「ビリーズ・ブート・キャンプ」のような形でブームになり、スカーレット・ヨハンソンやキャリー・アンダーウッド、マドンナなどのスターたちも日々のワークアウトに取り入れているという。  なぜそこまで注目されたのかというと、それはタバタ式の極めて合理的かつシンプルな方法による。  タバタ式とは、20秒のワークアウトと10秒の休息を1セットとしたものを6~8セット行う、すなわち4分間の運動で持久力の要となる最大酸素摂取量と、瞬発系能力の要となる最大酸素借が向上するのである。  もちろん、アスリートレベルであれば、「最大酸素摂取量(VO2MAX)の170%」という極めて高い強度(続けて行えば50秒程度で疲労困憊するくらい)のワークアウトを20秒×8セット行う必要があるため、かなりキツイトレーニングだと言われているが、一般人であればそこまで追い込まずとも「自分なりの精一杯の強度」でも身体機能の向上は見られるという。  また、身体機能増加以外にもメリットはあるという。
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健康増進にも効果あり
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究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング

たった4分で有酸素性能力・無酸素性能力がともに向上する」海外で話題の「TABATA」トレーニングの生みの親、田畑泉博士本人による初のガイドブックがここに登場!

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