更新日:2017年06月16日 20:40
仕事

30代独身男の新居が「汚部屋」になるまで ~こうして「ていねいな暮らし」は失われていく~

最初は家具にこだわる余裕もあったものの…

30代独身サラリーマンの新居が「汚部屋」になるまで~こうして「ていねいな暮らし」は失われていく~

理想の部屋をつくりはじめたものの…

・引っ越しから1ヶ月…引っ越す前から決めていたミッドセンチュリーモダンのソファやバルミューダの家電など、こだわりのもので部屋を構成。もちろん色調も揃えており統一感がある。そして朝はデロンギ社のコーヒーメーカーで淹れたブラックを飲むなど、優雅で丁寧な暮らしをスタートさせている。 ・引っ越しから2ヶ月…先月揃えた家具の出費がかさみ、インテリア類は買わず、食事もスーパーの惣菜や弁当で済ます。その分ゴミの量は増えていく。 ・引っ越しから3ヶ月…また少し貯金ができたため、気分転換も兼ね、間接照明やアロマディフューザーに手を出す。のちのちこれが置物になるとは気付かない。 ・引っ越しから半年…これまでに買った雑誌や小説が溜まり、なかばブックカフェのような部屋に。インテリア用に買った洋書の存在感も薄れていく。 ・引っ越しから9ヶ月…結局部屋の中では、Macbookを触る少しのスペースとベッドしか空間がないことに気付く。最初に買った白い高級羽毛布団も服の置き場と化し、一気に生活感あふれる見た目に。足の踏み場が少なくなった部屋を訪れる人はいるものの、滞在時間は短くなっているように感じるのは気のせいだろうか。 ・引っ越しから1年…キッチンまわりに置く洗剤なども海外製のものを買っていたが、販売店が少なく手に入りにくいため、結局近くのドラッグストアで見慣れた日本製のものを購入。日本語か書かれたロゴのため、オシャレ度は減少。
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一年が過ぎ、年季の入った「汚部屋」へ…
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