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30代独身男の新居が「汚部屋」になるまで ~こうして「ていねいな暮らし」は失われていく~

一年が過ぎ年季の入った「汚部屋」へと変貌

30代独身サラリーマンの新居が「汚部屋」になるまで~こうして「ていねいな暮らし」は失われていく~

33歳男性の部屋(ひとり暮らし歴3年8ヶ月)。高い家具やおしゃれなオブジェもあるそうだが全くおしゃれさを感じない

・引っ越しから1年6ヶ月…新潟の実家から送られてくる食材、友人からのお土産はすべて冷蔵庫の上に逃している。自炊が億劫になっているため、テーブルの上はお茶漬けふりかけ、カップラーメンにセブンイレブン金のシリーズが占めている。丁寧な暮らしはいずこへ…。 ・引っ越しから2年後…契約更新の時期。家具の配置は引っ越し当初から変えていない。そしてダイソンの掃除機のゴミも捨てていない。プラズマクラスターのフィルターも当たり前のように交換していないなど、「ないない」づくし。結局、また心機一転と、新たな場所に引っ越すことを心に決める。  単にこれはズボラな人物をモデルにしているのではなく、多くの30代独身男性の声を基にした典型的な悪循環のサンプルだ。当初は意識高くブランドにこだわった家電や家具を置くが、いかんせん一人の快適さに甘え、「ていねいな暮らし」とは無縁の汚部屋を作り出していく。最後にそれを防ぐポイント3つをまとめた。 <汚部屋になるのを防ぐ注意点3つ> 1:部屋に置くものは「デザイン重視」の姿勢を忘れないこと。洗剤だからといって、近くのドラッグストアで済ませるのではなく、通販でも良いので形・ロゴなどにこだわったほうが良い。そうすれば部屋の景観を壊すまいという思考が常にはたらく。 2:本や書類、カタログはすぐ処分。紙はスペースを取るため、少しでも本を積んでいると部屋の片隅でもしっかり主張する。本棚は買わず、電子書籍を有効活用すれば何ら問題ないはずだ。 3:床の髪の毛は定期的に掃除機で吸い取ること。細かいことだが、髪の毛はほこりをからめて部屋の角へと飛んでいってしまうため意外と厄介。ゴロンと横になった視線の先に髪の毛があればその何十倍もあると考え、掃除機を手に持とう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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