43歳で親から“仕送り”毎月20万円、贈与税はかかる? かからない?
会社員でも実践可能な注目の節税テクニックを一挙公開!
…生活費・教育費の贈与非課税/節税額20万円
通常、110万円を超える金銭の贈与には、贈与税がかかる。だが、親から毎月20万円の贈与を受け、しかも一切税金がかかっていないという会社員の田中昭さん(仮名・43歳)。
「昨年4月に子供が私立中学に入学し、学費の支払いで一気に家計が苦しくなって。そのとき、親から『毎月20万円くらい援助しようか?』と言われたんです」
毎月20万円だと年間の贈与額は240万円。110万円を超える130万円に本来は贈与税がかかる。およそ20万円の税金だ。
「そこで何か抜け道はないかと調べた結果、親族間での教育費・生活費であれば、非課税になることが判明したんです。要は、大学生が仕送りをもらうように、大人でも仕送りは非課税なんですね」
税理士の落合孝裕氏もこう説明する。
「親子や孫、同一生計の3親等内親族など、『扶養義務者』に教育費や生活費を渡す場合は非課税です。月20万円でも必要額なら認められる可能性が高いでしょう」
田中さんは「今は学費などを払っても毎月5万円ほど浮くので、ひそかにタンス貯金しています」とのこと。あくまで使い切ることが前提なので、その点はご注意を。
【落合孝裕氏】
税理士。’96年に独立。中小企業、資産家向けの会計・税務を専門とする。中小企業大学校、商工会議所などで研修・セミナー講師としても活躍する
取材・文・撮影/SA編集室 藤村はるな 桜田容子 横山 薫(本誌) 図版/ミューズグラフィック Photo by lasta29、koni_aiko、TAKA@P.P.R.S、bochalla
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