デニムパンツを正しく履くための3か条――春は“脱・地味”を実践しよう!
ただしポイントが3つあります。
1つは「細み」を選ぶこと。デニムパンツはカジュアルなアイテムに属します。おしゃれはドレスライクな印象とカジュアルライクな印象のバランスをとることにあります。ジャケットやスラックスなどドレスライクすぎれば「仕事帰り」に、かといってパーカーやデニムやスニーカーなどカジュアルライクに偏ると「コンビニ着」になってしまいます。このバランスを概ねドレス:カジュアル=7:3程度に整えることがメンズファッションの要諦です。
色落ちインディゴデニムはいかにもカジュアルな印象です。色や素材がカジュアルなのに、そこへシルエットまで太めを選んでしまうと拍車がかかります。「カジュアルすぎない」ようにドレスライクな細みシルエットを意識するといいでしょう。
2つは合わせるアイテムをドレスにすること。カジュアルなテイストのアイテムにはドレスアイテムを合わせて「中和」する必要があります。画像ではスーツのインナーで使える黒のニットを着ています。ユニクロで購入しても構いません。白シャツや黒ニットやジャケットなどスーツで使うようなアイテムと組み合わせるのがデニムパンツのもっとも簡単な攻略法です。
3つは画像のようにロールアップするか短めに裾直しをして足首を出すことです。足首は足のなかでもっとも細い部分ですから、ここを露出することで下半身のスッキリとした細みシルエットを強調することができます。この場合、インビジュアルソックスといった「見えない靴下」で足首を露出してもいいですし、写真のように「見せソックス」を履いてもいいでしょう。
▼真似するならこのアイテム!
写真のような「脱・地味スタイル」は下記アイテムによっておおよそ再現可能です。
・ストレッチスキニーフィットテーパードダメージジーンズ 1990円(+税)※03月16日まで限定値下げ中!
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1302142
・エクストラファインメリノVネックセーター(長袖) 2990円(+税)
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・キャンバススリッポン 2990円(+税)
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ユニクロジーンズでもっとも細いこのモデルがイチオシ。色むらやダメージもあり表情があるため「脱地味」「脱シンプル」にも貢献してくれます。足首まわりがキュッと細いスキニーシルエットだけに下半身の細さも際立つでしょう。足元にボリュームを感じさせるとせっかくのスキニーシルエットも台なしなので、革靴的な細みシルエットのスニーカーもオススメ。幅が細く、鼻先が長いため足回りをさらにキュッと細く感じさせてくれます。
秋冬は無地の黒アイテムばかりだった人も、春には色落ちのデニムパンツを。それだけで印象は「地味」から解放されて春らしくもなるでしょう。ぜひ試してみてください。〈文/MB〉ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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