雑学

『君の名は。』の世界は現実に起こりうる!? “過去を物理的に変える”カウンセラーの周りで起きる超常現象の数々

世界は毎秒毎秒、分岐している


 パラレルワールドについては主に、ニューエイジ界で古くから強い支持を集めている宇宙的存在「バシャール」の教えが基礎となっている。

 バシャールによると「今」とは、独立した無数の瞬間の蓄積であり、過去・現在・未来は実態として存在しない。世界の分岐は自分の「波動」(観念や思考)によって毎瞬間決まり、因果や連続性とは本来無関係のホログラムであるという。一種の哲学のようであるが、バシャールはこれを物理学であると説くのだ。

 この説は量子力学とも共通部分があるとして、しばしばバシャールと両輪で語られる。

 量子力学においては物質は特定の場所に固定されておらず、観測することで姿を現す。簡単にいえば背後に山があるとしても、振り向かない限りそこに山は存在しないといった考え方だ。

 これを補強しているのが60年代から80年代にかけて各国の物理学者が検証を重ねた「二重スリット実験」である。同じ物質が観測方法によって粒子と波動の二つに姿を変えてしまうという実験結果は物理学界の常識を大きく揺るがすばかりか、バシャールの説を裏付けるものとしてスピリチュアル界でも話題になった。

 昨今ではハーバード大学の宇宙物理学者リサ・ランドールなど、多次元宇宙論を提唱する科学者も少なくない。

記者にも不可思議な現象が……


 とはいえ量子力学がパラレルワールドを実証した例はなく、賛否両論が起きているのも確かだ。全面的に信じることは困難である。荒唐無稽なことを話し、自身の能力を「盛る」スピリチュアル関係者は掃いて捨てるほどいる。記者も当初は、話半分に聞いていた。

 しかしほどなくして、ある出来事が起きた。

 取材当日、記者の自宅のトイレの水は、タンクに入れる青色の固形洗浄剤が尽き、ほとんど無色透明だった。入れてから一ヶ月は経過していたので、通常どおりの状態だ。商品説明にも「持続期限は3週間から一ヶ月」とある。

 しかし数日後トイレを流すと、入れたばかりのように不透明で真っ青な水が流れ出てきた。溶け残りがあった可能性もあるが、容量がなくなる期限をとっくに超えたにもかかわらず水の色は濃くなる一方だった。

 「いつまで出続けるんだろう」と思いながら数日が過ぎようとした頃、さらに衝撃的な現象が。あれだけ青かった水が突然、また無色透明に戻ったのだ! トランプ大統領就任式に参加した事例に比べるとあまりにも地味だが、記者はいまだにこの現象を理解できずにいる。

 また、これだけならば記者の勘違いか精神疾患として片付けることができそうだが、同行していた某媒体編集Sにも異変が起きた。

「その後、名刺が足りなくなったので部下に頼んで発注したら誰だかわからない別人の名刺が刷り上がってきたんです。会社に入って5年、こんなことは一度もなかったのですが……」(S)

 さらに「帰宅したら、パスワードを入れないとログインできないようにしていたMacが、勝手に起動した。まるでそこに別次元の誰かがいるかのようでした」とも。

 姫川氏は、これらを「私と関わったことにより、並行世界の存在を信じられるようなサインが起きている状態」だと話す。では、並行世界が実際にあるとするならば、自分が望むパラレルに移行するスイッチはどこにあるのか? 姫川氏は「腑に落ちること」であると話す。

「どんな現実でも創造可能なのが並行世界。ただ、腑に落ちるといっても簡単ではないのは確かです。『君の名は。』のようなことをいきなり信じられる人などいない。幼い頃からパターン化し幾重にも重なった思考や観念が邪魔をするからです。これまでの常識や思い込みを外し、100%信じ切ることができればその瞬間から変わることができます。私は、その物理現象を起こすためのお手伝いをしているだけです」

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死者との再会も理論上は可能?

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