比喩を用いてワンランク上のエロ小説に!

本誌女性ライター3人が挑戦!
プロが容赦なくダメ出し!

最後に「素人には負けられん!」とばかりに女性ライター3人が、官能小説家・館淳一氏にお題をいただき、執筆に挑んでみた!

【館淳一氏】
1943年、北海道生まれのSM官能小説家。サンスポ主催の官能小説家講座に毎年講師役も務める。最新刊『淫らなお仕置きをいかが?』も発売中

【尾谷幸憲】
37歳バツイツの作家兼ライター。東京スポーツに連載していたものを一冊にした新書『ヤリチン専門学校』が現在スマッシュヒット中!

挑戦者:ライターC
風俗嬢の友達がやたらと多いため、エロネタは豊富

お題『男の肌』

「ねぇ、コレを着てよ」。加藤先生の手には体操服。「えっ、恥ずかしい…」「お前に拒否権なんてねぇんだよ。オレ様を欲情させろよ!」。普段は優しい加藤先生はキレると怖い。細い目がつり上がり、狂気の光りがおびる。言いなりになる私。「よしよし、イイコだ…」。加藤先生に押し倒され、ハァハァと荒い息遣いが聞こえてくる。先生の舌が首筋から顔中を巡る。片方の手は体操服の中をまさぐり、ブラジャーの隙間に入り込んでは乳首を抓ってくる。「い、痛いっ!」。私の訴えは聞こえないのか、気がつけば体操服は胸をあらわにする程にまくられ、ブルマとパンティは膝まで下ろされていた。どうせ脱がすなら、着せなきゃいいのに…。加藤先生もTシャツを脱ぎ、ズボンを下ろして、肌と肌が密着させる。少し汗臭く、いつも湿り気を帯びている彼の体。毛深いので、触られていると、体中がゾワゾワしてくる。キライ、加藤先生なんか。男なんかキライ。でも…。
「もう真理亜の中はグジュグジュでとろけそうだね」。自分でも不思議だけれど、男の肌ざわりを感じると、膣の入口から子宮までの一線が、ドクドクと波打ってくるのがわかる。心臓のようにドクドク、ドキドキ…充血してくる。
「あぁ加藤先生、奥まで入れて!!」

【評価】
ワンランク上を目指すなら巧みに比喩を用いよう!


館:3つの中で一番表現が豊か。教師の「毛深い」「湿り気」という言葉が、女生徒が感じた「体中がゾワゾワ」という擬音にリアリティを与えている。もうワンランク上を望むなら、「子宮」や「膣」など直接的表現は使わず、比喩を用いて欲しい。例えば陰毛が濃い女性を「白壁にコウモリ」。「下着売り場で女性に置いていかれた男性」のような心細さのたとえを女性目線でつくるとか。

尾谷:加藤先生の変態ぶりが伝わってくる具体的な表現は素晴らしい。女生徒のボヤキもいいアクセントになっている。この手の文章を書く人間は多少性格が捻じ曲がってそう。ひとりの男と愛し合い、恋愛に向き合ってくださいね。

― [素人エロ小説]のスゴい中身【10】 ―




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