2億人がしのぎを削る中国の婚活ブーム
適齢期男女の数は1億8000万人。選ばれるためには男=経済力/女=若さが必須条件。とはいえ、金持ちならいい、若ければいい、というわけでもない。そんな熾烈を極める中国の婚活市場へアラフォー女性ライター、田中奈美が「金亀婿」を求めて参戦!
※前回の奮闘の模様はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/131074
「中国の婚活サイトで日本女性は大人気」
◆ 「剰男」「剰女」が溢れたワケ
改めて中国の婚活事情について説明しておくと、中国では20代前半から30代前半の結婚適齢期者数だけで日本の人口を超え、2億人近くいるといわれる。これに、40歳前後で再び婚活市場に「放出」された再婚希望者も加えると、そのパイは巨大だ。その人数がしのぎを削るのだから、「空前の」と言っても過言でないほどの、婚活ブームが起こるのも当然のこと。
子供の写真と釣り書を持った親が集う「お見合い大会」は日本でも報じられているが、そればかりではない。1000人規模のお見合いパーティは毎回、大盛況。テレビ各局では婚活ドラマやお見合い番組が連日放送されている。
これほど婚活が盛んな背景はといえば、急速な発展に伴う「剰女」「剰男」(女25歳前後・男30歳前後の適齢期を過ぎても結婚できない男女)の大量発生だろう。一人っ子政策のあおりで、もともと適齢期の男性人口は女性より多い。その少なめの女性が経済成長のなかで学歴をつけ、キャリアウーマン化。そんな“スペック”の高い彼女たちを受け止められる男性は限られていて、男女ともに「余剰」が出てしまったというわけだ。
⇒『中国で「お見合い番組」が大ウケ』に続く
https://nikkan-spa.jp/131076
― アラフォー♀ライターが中国でマジ婚活をやってみた!【2】 ―
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