中国で「お見合い番組」が大ウケ
適齢期男女の数は1億8000万人。選ばれるためには男=経済力/女=若さが必須条件。とはいえ、金持ちならいい、若ければいい、というわけでもない。そんな熾烈を極める中国の婚活市場へアラフォー女性ライター、田中奈美が「金亀婿」を求めて参戦!
※前回の奮闘の模様はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/131075
「2億人がしのぎを削る中国の婚活ブーム」
◆「いい人いるよ!」と紹介されたのは68歳──リアルでの出会いなし
中国の婚活はどのように行われているのか。前述のように、お見合い番組も盛んではある。番組では、20代美女が「(貧乏人の)自転車に笑顔で乗るより、(浮気な金持ちの)BMWに涙で乗ったほうがまし」などと拝金発言を連発したりして、そのたびに話題になったりもする。が、主流はやはり日本と同様、友達の紹介や仲間内での合コン風独身パーティだ。
最初は私も周囲に紹介をお願いしまくったが、「みんな結婚しているのよね~」とつれない。ツテをたどって、独身ホームパーティにも参加したが、なぜか微妙に浮いてしまう。ならば自ら、親たちが集う「公園お見合い」に売り込みに行こうかと友達に相談すると、「北京の人は北京戸籍の相手を求めるから、ガイジンは相手にされないよ!」と言われこちらもダメ。
あげくの果てには、「婚活中!」と触れ回っていた私に、近所の知り合いのおばさんが「いい人いるわよ!」と紹介してくれようとした男性は68歳だった。
これではイケナイと、間口を広げるためにお見合いサイトに登録したという次第である。
実際、中国でも近年、ネットを利用した婚活も盛んだ。SNSや掲示板などで集まった独身同士のオフ会のほか、お見合いサイトも急速に市場を伸ばしている。特に2008年、ネット婚活をテーマにした映画『狙った恋の落とし方(中国名:非誠勿擾)』がヒットしてから、お見合いサイトの認知度と人気度は急上昇しているのだ。
⇒『中国「婚活サイト」のトンデモ男たち』に続く
https://nikkan-spa.jp/131077
― アラフォー♀ライターが中国でマジ婚活をやってみた!【3】 ―
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