雑学

春アウターは短命なので不要!…でも欲しい人は軍モノがオススメ

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第121回目をよろしくお願いします。

メンズファッションバイヤーのMB氏

メンズファッションバイヤーのMB氏。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 日本は春アウターを着用できる期間は短いです。トレンチコートやステンカラーコートやミリタリージャケットなど、この時期洋服屋に行くと素敵な春アウターが所狭しと並んでいますが、2万~3万円出して一張羅の春アウターを買っても、着用できる時期は4月上旬から5月の終わりくらいまで。冬コートを脱いでシャツ一枚になる時期までと考えると結局2か月程度、買う時期によっては1か月しないうちにクローゼットにしまう羽目になります。

 どんなに格好いい春アウターでも天候やタイミングによっては1か月の寿命、それも休日のみ着用と考えると実に8日。そこにウン万円も支払うのはなかなか勇気が必要です。だから日本は春アウターが売れなず、みな冬コートをごまかしごまかし着用したり、ニットとヒートテックの重ね着で凌いだりするわけです。

……しかしそうだとはいえ、どうしても春アウターが欲しい! そんな人の想いに応えてくれるのが「軍モノ」です。

デザイン・耐久性・着心地すべて高い完成度

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1315586

mb12001●ジャングルファティーグ 後期型 ジャケット 5000円(+税)

 この時期私が猛プッシュしたいのはアメリカ軍のミリタリージャケット「ジャングルファティーグ」です。ベトナム戦争で使用されたこのジャケットはミリタリーマニアのみならず「ファッション的」に高く評価されているデザインです。ビームスやユナイテッドアローズなど大手セレクトショップに行くとこのジャングルファティーグを模したデザインアウターが2万円、3万円といった価格帯で並んでいます。海外のラグジュアリーブランドなどもデザインをコピーしたものがあるくらいメンズでは定番・伝統のもの。

 何がこのアウターの評価を高めているのか。それはミリタリーらしからぬ「品のよさ」です。MA-1やM65とは異なりファティーグはシャツと同様の「襟」が存在します。この襟のおかげでカジュアルでラフな印象のミリタリーアウターが、グッと大人っぽくなっています。またワッペンやポケットの切り替えなどがあるもののすべて同色でシンプルな仕上げになっているのもポイント。「ミリタリー」はミッション遂行のための必要最小限のデザインしか盛り込みませんから、必然的にシンプルで大人っぽい印象となるのです。セレクトショップなどが模してつくったものは袖を裏返すとチェック柄が出てきたり、変な色の切り替えがあったりとどこかカジュアルで子供っぽいつくりにしがち。オリジナルこそが優れているから多くのブランドにコピーされているわけであり、だったらオリジナルをそのまま着用するのが一番まちがいないでしょう。

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