更新日:2022年09月25日 10:37
スポーツ

野茂の次には彼がいた。メジャー51勝の豪腕、大家友和(41歳)現役引退を語る

多くの球団を渡り歩いてきた"戦友"のユニフォームたちと

 メジャーリーグで通算51勝を挙げた、元横浜(現DeNA)の大家友和投手(41歳)が今年6月、ひっそりとユニフォームを脱いだ。  今季は8年ぶりにメジャーの舞台に立とうと、オリオールズ傘下のマイナーキャンプに参加していたが、3月に契約を解除され、その後は他球団からのオファーがなく、ユニフォームを脱ぐ決断に至った。  大家は’94年にドラフト3位で横浜に入団。5年間でわずか1勝をあげるにとどまったが、’99年に米球界挑戦を発表すると、メジャーリーグのレッドソックスやエクスポズ(現・ナショナルズ)などで先発投手として活躍し、2桁勝利を3度記録した。

「思い出深いですね」と言うボストン・レッドソックスのユニフォーム

 ’10年に横浜に復帰するが、肩を手術。その後は魔球・ナックルボールを操る投手に“変身”。日本の独立リーグで“快投”を演じ続け、今度は自ら編み出した“魔球”を武器にメジャーの舞台に返り咲こうとしていた。  野茂英雄に次ぐメジャー51勝(当時)の金字塔。もともと寡黙な男は、今回の現役引退の報に際しても、引退試合はおろか、記者会見も行っていない。  しかし、今回、SPA!はそんな大家の直撃に成功。引退に至った心境、また、晩年はナックルボールを操る投手として「孤高の道」を歩き始めた苦労や苦悩について迫った。
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大家友和インタビュー
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表紙の人/ 山下智久

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