更新日:2022年10月05日 23:54
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人気ラーメン店が“ベジらーめん”を開発する深い事情 九州じゃんがら、ソラノイロ…

九州ラーメンの名店にもビーガン向けメニューが登場

 また、秋葉原の本店を中心に都内各地に展開し、九州系豚骨ラーメンが人気の九州じゃんがらにも、動物性食材を使わず野菜だけで作った「濃口醤油のビーガンらあめん」が存在する。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1397912  卵不使用とは思えないほどツルツルとしてコシがある麺といい、食後に胸やけしない醤油スープといい正統派の味。  味付けはしっかりしていて、小麦で作った“ベジチャーシュー”は肉っぽい食感がしっかり再現されている。

健康志向の日本人客も取り込む

 だが、こうしたベジラーメンは、ムスリムだけを対象にしているわけではない。  近年では高カロリーなイメージが強いラーメンに抵抗感を持つ日本人も少なくなく、そうした世のヘルシー志向も背景にベジタリアン向けのラーメンは、ラーメン界の大きな潮流のひとつになっているのだ。  銀座にある九州じゃんがらを訪れていた20代女性に話を聞いたところ、「残業で遅くなった日はサブウェイのサンドウィッチか、九州じゃんがらのビーガンラーメンを食べることが多い」そうだ。  つまり、人気店はベジタリアンラーメンの導入により、従来の客層とは異なった健康志向の女性客を取り込むことにも成功しているのだ。  ちなみに一般的に800~1000kcalと言われるラーメンだが、九州じゃんがらの「濃い口醤油のビーガンらあめん」のカロリーは435Kcalだとか。未経験の人は一度これらのラーメンを口にしてみてはいかがだろうか。 <取材・文/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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