更新日:2022年10月05日 23:54
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人気ラーメン店が“ベジらーめん”を開発する深い事情 九州じゃんがら、ソラノイロ…

 今年7月には単月として過去最高を記録し、年々右肩上がり調子の訪日外客数の旅行者数(日本政府観光局調べ)。  特にここ数年、訪日観光客の中でも高い伸び率を見せている国の一つがイスラム圏から来る観光客だ。ブランド総合研究所の調べによると、我が国のハラール(ムスリムの中で合法的なもの)市場は9.2億円(ブランド総合研究所調べ)。決して無視できる数値ではないことは明らかだろう。  今年2月にはアラブ首長国連邦によるイスラム教の戒律に沿ったハラール製品を認証する施設が、東京にオープン。本格的に拡大する豚肉やアルコールを口にしないムスリム市場を、様々な企業が見据え始めている。

ベジタリアン向けラーメンが掴む新たな市場

 そして、それはラーメン界も例外ではない。  チャーシューやとんこつ、煮卵、鶏ガラなど豚肉以外にも動物性素材で溢れかえっているイメージが根強いラーメンだが、近年では最も厳格なベジタリアン“ビーガン”の人も食べられるラーメンが登場しているのだ。  海外からの観光客が多く集まる場所のひとつであるJR東京駅。  東京駅一番街ラーメンストリートは連日行列が絶えない人気店が集まることで知られている。このエリアに店を構えるソラノイロ(本店は麹町)は、ラーメン=ジャンクフードというイメージを一変させ、ラーメン店として初めてミシュランで星を獲得した有名店だ。  ビーガン対応の「ベジソバ」はパプリカを練りこんでいるというもちもちとした食感のある麺に、人参のビュレなどを混ぜ込んだスープが絡み野菜の味が際立っている。  同じく東京駅JR改札内のKeiyo StreetにあるT’sたんたんでも、「緑たんたん」「ベジらーめん・醤油」などビーガンに対応した様々なラーメンや担々麺を提供している。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1397919  中でも気になるのが「ベジらーめん・とんこつ風」。口に入れた瞬間はとんこつラーメンの味がしっかり再現されているのに獣臭さはなく、後味はスッキリ。錯覚かもしれないが匂いまでとんこつっぽいから不思議だ。自由が丘にある本店T’sレストランでは、ラーメンだけでなく洋食、スイーツなど様々なビーガン料理を扱っているそうだ。
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九州ラーメンの名店にもビーガン向けメニューが登場
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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