更新日:2012年02月24日 17:27

日本一長い土合駅の階段を本誌編集Mが体を張って体験

◆珍しい駅編 せっかくはるばる乗車するも思わず誰もが困惑してしまう妙ちくりんな駅 【CASE8】 日本一長い土合駅の階段を本誌編集Mが体を張って体験  338m、462段……。土合(どあい)駅に降り立ち、目の前の山、いや階段を見た途端、早朝からはるばるやってきたことを後悔した。  が、この階段を上らないことには改札には出られず、引き返そうにも無理だ。のっけからくじけそうであったが、「これが終われば帰りの電車でワンカップ片手に眠れる」と自分を励ましレッツゴー!  いざ、上ると、緩やかな段差だったおかげで、それほどキツくない。調子に乗って2段飛ばしなんかできる余裕も。若干飛ばしすぎたため、疲れてしまったが、それでも足にくることはなく、楽に上りきった。っていうかチョロい?  ナメていた私は、戻りの発車時間までDSをやりながらのんびり過ごしていたら、いつの間にか10分前。「これを逃したら2時間は電車がない」と慌てつつも、どうせ下りだから、と高をくくった。  実は、この階段、下りのほうが断然キツいことが発覚! 下を見ると、怖くて足がすくんでしまい、サクサクと下りられない。身の危険を感じながら、のんびり下りていたら、半分通過したところで、発車3分前に! やばいやばいと焦りつつも、まるで老人のようにヨタヨタと下りる私を尻目に、電車が到着。私の乗車を待つ前にあっけなく行ってしまったのだ。  結果、2時間、どう過ごしたのかと言うと、土合駅からバスで1駅の谷川岳ロープウェイ乗り場に行き、夏空のいい景色を楽しんできた。こういうハプニングも鉄道の旅にはつきもの? ― 日本全国[珍駅/泣駅]途中下車のススメ【8】 ―
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