更新日:2022年10月24日 01:08
恋愛・結婚

妻を恋人と思わないこと…40代で“そこそこ”幸せな家庭を築く方法

 また、「毎月の小遣い」も、現実は「1万~3万円台」で、理想は「5万円台」(32%)と金額に開きが。「小遣いが少ないと行動に制約がかかる。飲み会にも行けず欲求不満」(44歳・IT)とイラ立つ人もいたが、「周囲と比較せず、自分が幸せな状態を維持するために必要なお金を算出して」(経営学者・野田 稔氏)、「小遣い=昼食代・交通費という人も多い。消費前提の楽しみより、無料で得られる楽しみを探すのが得策」(ファイナンシャルプランナー・藤川 太氏)との声が。皆お金がないのが当然の時代。小遣いがあり、月1万円でも貯金に回せたら、十分引き分けだろう。 <これで引き分け!> 1 ひとりになる時間を持つ 2 家族と会話する 3 妻を恋人とは思わない 4 他人の懐事情は無視する 5 無料の楽しみを見つける 【池谷裕二氏】 脳研究者。東京大学薬学部教授。神経科学および薬理学を専門に、海馬や大脳皮質の可塑性を研究。著書に『できない脳ほど自信過剰』(朝日新聞出版)などがある 【諸富祥彦氏】 臨床心理士。明治大学文学部教授。専攻は心理療法、臨床心理学など。近著に『「本当の大人」になるための心理学 心理療法家が説く心の成熟』(集英社新書) 【田中俊之氏】 男性学・キャリア教育論を専門とする社会学者。大正大学心理社会学部准教授。著書に『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)などがある 【苫野一徳氏】 哲学者。今注目の若手論客。熊本大学教育学部准教授。専攻は哲学、教育学。著書に『「自由」はいかに可能か―社会構想のための哲学』(NHK出版)など 【野田 稔氏】 経営学者。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授。野村総研などを経て人事組織・人材育成の専門家に。著書に『中堅崩壊』(ダイヤモンド社)など 【藤川 太氏】 ファイナンシャルプランナー。家計の見直し相談センター、生活デザイン代表。最近は、不動産仲介業も手がける。著書に『お金の不安に答える本』(日本経済新聞出版社)など <調査対象> 「仕事・家庭・プライベートの“理想と現実”」について、全国の都市部で暮らす40~49歳のサラリーマン200人(既婚者・子供あり)を対象に調査した。 ― 40男は[引き分け組]が幸せだった ―
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