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妻を恋人と思わないこと…40代で“そこそこ”幸せな家庭を築く方法

 会社では出世街道から外れた、ただの先輩。家では妻子の言いなりで居場所がなく、休日も寝て過ごして気づけば月曜日。40代会社員200人調査では、そんな理想とかけ離れた“どんづまり”な現実が浮き彫りに。でもSPA!は言いたい。「負けなきゃいい。引き分けでいいじゃないか!」

家庭

妻を恋人と思わない。それが幸せへの第一歩


 平和な家庭には憧れるものの、家族サービスしてばかりでは自分自身が疲弊する。果たして家庭における「引き分け」の定義はどこか。

 まずは、「家族との時間とひとりの時間どちらを増やしたいか」を見ると、36.5%が「ひとりの時間」を希望している。「家事を手伝えと妻には責められるが、家族に侵されない時間が欲しい」(45歳・食品)との意見を、脳研究者の池谷裕二氏は「自由な時間の獲得は人間の行動動機のひとつ。罪悪感を持つ必要はない」と肯定する。多少家族から不満を買っても、ひとりの時間を確保できる状態なら引き分けと言えそうだ。

 だが、家庭不和の深刻化の末、考えるのが離婚による人生リセット。「離婚を考えるか?」は「離婚したい」が37%。「家族とはすれ違いが多く、会話もない。離婚できたら楽なのに」(48歳・金融)との声もあるが、それは早計だ。

 臨床心理士の諸富祥彦氏は、「昨今、自分の意見を伝えない男性が多い。何もしないまま離婚に走る前に、まず自分の気持ちを丁寧に伝えること。それでも家族の心が動かなければ離婚も仕方ないかもしれないが、行動なくして幸せな結婚はあり得ないことを心して」と指摘。現状が不満でも、正直に己の意見を伝えた後に家族に少しでも改善が見られれば、十分引き分け組と認定できる。

 また、妻との関係は家庭における最重要課題。「1か月の妻との性行為回数」で、理想は「4~5回」(22.5%)だが、現実は「0回」(69%)。多くの人から「性欲はあるが、妻を女として見られない」(40歳・教育)との声が。

 これに対し、社会学者の田中俊之氏は「『夫婦も恋人のようでいなければ』と考える人は多いが、子育て中はパパ・ママモードから恋人モードへの切り替えが難しいので、家族として関係が安泰なら幸せと言えるのでは」と指摘。

 哲学者の苫野一徳氏も「夫婦のスキンシップはお互いの価値の確認行為。肉体関係がなくとも『手をつなぐ』『一緒に寝る』程度ができれば十分引き分け組」と続ける。

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毎月の小遣いも、理想と現実が乖離する…

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