ウーパールーパーと暮らす幸せと苦労
飼育が容易ではないうえに飼い主の顔すら意識しない――。そんな爬虫類など珍獣を大切に飼う女子は、まさに無償の愛の持ち主。そんな彼女たちはきっと美しい! そんな暴論を引っさげ、珍獣女子のライフスタイルを追った
◆手塩にかけて5cmが30cmにまで成長。その“存在”に癒される
「とぼけた顔して、フワフワ泳いだり後ろ足で立ってみたり、私に向かって泳いできて水槽にぶつかってるのに泳ぎ続けたり(笑)。まったく何を考えてるのかわからないのがおもしろい。ずっと見ていても全然飽きないんですよ」
そう語るのは、ウーパールーパーの顔まねか? 変顔もキュートな佐和ぐりこさん。そもそも佐和さんがウーパールーパーを飼うようになったのは、友達についていった熱帯魚園で一目ぼれしたため。
ペットショップ等で気軽に入手できるわりには飼育が難しく、佐和さんも初代は、水槽が合っていなかったのか死なせてしまう。
ショックで落ち込んだが諦めきれず、ミクシィで里親募集を見つけ再び挑戦する。ヒレが6本あるので大好きな阿修羅像にちなみアシュラさんと命名。「今度こそ!」と水槽を新調し、外泊も控えて、毎日イトミミズを与えて……と、かいがいしく世話をする。そして5cmだった体長は1か月で25cmに。3年たった今は30cmにまで成長した。が、ときにはアクシデントも。
「水質を良くしようと底石を敷いたら、誤飲してしまいお腹がパンパンに膨らんで泳げなくなったり、突然暴れだして水槽に激突、ピクリとも動かなくなったこともありました。ショック死!?とオロオロしたんですが、試しにエサを入れたとたんパクッて(笑)。どんだけ食い意地が張ってるんだか」
苦笑しながら話すが、それもアシュラさんがかわいくてかわいくてたまらないといった模様。
「『いってきます』『ただいま』と話しかけるのが日課になりました。疲れて帰った日も『アシュラさんがいるしね』と思うと楽しくなる」
働きながら演劇活動もする佐和さん。いつか「アシュラさんの水槽を舞台に置いて共演する」のを夢見つつ、ぼんやり今日も水槽を眺める。
※【珍獣マメ知識】ウーパールーパー
ウーパールーパーというのは流通名で、正しくはメキシコサラマンダーの幼生成熟(アホロートル)。両生類だがエラ呼吸が肺呼吸に切り替わらず、一生を水の中で過ごす
― 新説[珍獣好き女子]は美人が多い!【5】 ―
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