雑学

爬虫類、ブタ、アヒルetc.を育てる珍獣女子

飼育が容易ではないうえに飼い主の顔すら意識しない――。そんな爬虫類など珍獣を大切に飼う女子は、まさに無償の愛の持ち主。そんな彼女たちはきっと美しい! そんな暴論を引っさげ、珍獣女子のライフスタイルを追った

◆カメレオン9匹を含め7種15匹に満たされるかけがえのない日々

真由美さん

真由美さん「私がスポイトでお水をあげないと飲まないんです」

 真由美さんが現在、自宅で飼っているのはエボシカメレオン、グリーンイグアナ、ホシガメ、アヒル、チンチラ、ヒメウズラ、ミニブタの7種15匹。彼らを我が子のように育てている。

「カメレオンは9匹いるのですが、今日連れてきた『モニカ』は初代のひ孫。初代は近所のペットショップで出会ったんです。『連れてって』という顔で私を見たんです!」

 穏やかな微笑が印象的な彼女だが“ウチのコ”の話になると饒舌。

「もともと爬虫類は大好きだったんですが、飼えるかも!と思ったら欲しくて欲しくて。でもつがいで買うと6万円もするし、カメレオンの飼育の難しさは知っていましたし、さんざん迷ったんです。でも、結局、『えいっ』って(笑)。エサや器具一式を買って十数万円でしたが、ウキウキで帰りました」

 こうして始まったカメレオンへの溺愛生活も10年。今ではカメレオン飼育本の監修協力までするほどだが、慣れるまでは試行錯誤の日々だったという。

 エサのコオロギは、必ず生きたものを手であげている。カメレオンの飼育に重要な水も市販の給水器からは飲んでくれないため、習字用スポイトで口に含ませる。

「一番大変だったのは卵の孵化かな。女のコがいっぱいいたときは毎週のように産むんですよ! 大体一度に40~60個産卵して、半年間卵を大事に温めて10匹くらい出てくれればいいほう。どうにか孵化するよう、100円ショップのタッパーやザル、水ゴケ使って湯せん式孵卵器を作ったりもしました」

 全長160cmのイグアナにもまた、最適な温度湿度を保つべく植物用温室を改造してケージを製作。一匹一匹にかける愛情たるやハンパない真由美さん。7種15匹へのエサのため5時半起きが何年も続く。

「給餌のおばさん状態です(笑)。カメレオンにコオロギをあげてると、ブタがブーって鳴くので野菜を茹でてあげて、ウズラがピーピー啼いて、その後ろでアヒルがミニトマトを待ち構えてる。大変は大変ですよ。好きだった旅行も一切やめましたし。だから新しく飼うときは何度も自問します。でも結局、『大丈夫』って。彼らが心を満たしてくれることを知っていますから」

 愛情を注いできた数は多いが、看取ってきた数も少なくはない。

「お部屋には小さな骨壺がたくさん。いつかお墓を買ってあげたいなって思っています

― 新説[珍獣好き女子]は美人が多い!【3】 ―




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