「持病がある人でも入れる保険」って誰でも入れるの? 気になる疑問をぶつけてみた
――今の持病の保証はいらないのでその他をカバーしてもらえる保険はある?
FP:無告知がそれに該当します。また、病気によっては、良性腫瘍であればその周辺の関連する病気については保証できないが、それ以外ならという場合もあります。しかし悪性腫瘍だと難しいです。医療保険は病気の種類によって分けられているものではないです。保険は病名を限定したものではなく、種類を問わずに入院したらいくら、手術したらいくらといった保証を行うものなので。
――病気になってもケガなどの保険は関係なく入れるのか?
FP:障害保険は損害会社で出しているもので、医療保険とは会社から異なります。ケガに対してのみ保証されているので、病気に関係なく加入できます。
――終身(死亡)保険でも持病があれば厳しくなるのか?
FP:終身保険では、持病がある方は若いほどリスクが高いとみなされて、40歳からじゃないと加入できないなどの年齢制限がある場合が多いです。無告知のものもありますが、金額が限られているものが多く、保険料も高い。お葬式ぐらいのお金を自分で用意しておきたいという方のために用意されたものが多いのが現状です。
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病気になってから保険を探す場合、1~5年は加入できないという厳しい現実が襲いかかる。自分は今まで大きな病気をしたことがないからこれからも大丈夫と思っている人ほど、病気にかかったときの精神的不安も大きくなるそうだ。軽い持病でも医師の管理下にあれば治療中とみなされることだけは覚えていてもらいたい。<取材・文/藤 文子>
※本文は相談を行ったファイナルシャルプランナーの見解であり、すべての保険に該当するものではありません。また、保険の加入を促すものではありません。
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