雑学

貯金ゼロ、年金は滞納の貧困家族…それでも妻が外で働くことに反対する夫と義父母

夫婦どちらかにトラブルがあっても、それを支えるパートナーの存在が既婚世帯の強みとされてきた。が、修復不可能な事態に陥る事例も珍しくないようで……。

共働きをしたくてもできずに家計を圧迫


貧困女性 貯金はゼロ。それどころか国民年金は払えず滞納する一方。どうやりくりしても赤字にしかならないので、家計簿をつけること自体を放棄するようになって久しい。途方に暮れたような表情で西田彩香さん(仮名・38歳)が語る。

「生活が苦しくて、病院代もままならないです。2人の子供は助成金が出て安いからいいけど、私たち夫婦は具合が悪くなっても根性で治すしかない。自営業の旦那は健康診断も受けていないので、ガンや脳梗塞などの大病を患ったら一発でアウトでしょうね」

 西田さんの夫は、街の小さな印刷屋を父から引き継いだ。ところが、結婚した15年前から業界は先細りする一方。現在、夫の年収は約350万円。これに西田さん自身のファミレスでのパート代、月3万円が収入として加わる。

 一方、支出として大きいのは国民健康保険や市民税などの税金関係。また、自営業の旦那が付き合いで入ることになった生命保険(月4万円)も家計を圧迫する。

「旦那の収入アップが望めない以上、私がフルタイムで働くしかない。ところが、旦那と旦那の両親は私が外で働くことに大反対しているんですよ。印刷の仕事を手伝えというのです。たしかに人手が足りないのはわかるけど、そんなことしてもウチの家計的には一切プラスにならない。八方塞がりです」

 いつもイライラしている西田さんの様子を見て、最近、10歳の娘は「中学を卒業したら私も働く」と言い始めた。せめて高校くらいは出てほしいと思う半面、自分の学費のことまで気にかける子供が不憫でならないという。

※写真はイメージです
― 家族の貧困が止まらない ―





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