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貧困シングルマザー、託児所目当てで風俗嬢に「時給900円のバイトでは食べていけない」

日本のひとり親家庭の相対的貧困率は50.8%。これはOECD諸国で最下位の数字で、特に平均所得の低い母子家庭の状況は深刻である。状況を見ていこう。

託児所欲しさに激安賃金の風俗嬢に……


風俗 女性向けの高収入求人誌には、「託児所完備」など、貧困をサポートするような謳い文句が増えている。1年前、夫による子供へのDVに悩み離婚、2歳半の息子を育てる中川絵里さん(仮名・34歳)も、支援を目当てに風俗店で働き始めた。

「当初は子育てをしながら時給900円の病院事務のバイトをフルタイムでしてましたが、国から支給される母子家庭への手当を合わせても月15万円。母もひとり親で働いているから頼れず、月5万円の託児所代が負担でした。それが今では託児所・寮込みで月30万円近くになるから……。正直、他に道はありませんでしたね」

 月の稼働日数は20日間で150人近い客をとる。客1人あたりの単価は2000円。託児所・寮込みとはいえ、風俗産業でこの額では、貧困ビジネスといっていいだろう。ギリギリの生活費を残し、収入のほとんどは貯金に回しているという。

「寮には同じ境遇のママ友ばかり。ただこの前、隣に住んでる5歳くらいの子供に『今日、ママは遅いの?』って聞いたら『ホスト。新宿のマーくんって人のとこに遊びに行っちゃった』とぶっきらぼうに言ってて。子供が大きくなる前に抜け出さなきゃって……」

 劣悪な環境下で我が子を思う母の願いは切実だ。

※写真はイメージです
― 家族の貧困が止まらない ―




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