40代メンヘラ上司にされた陰湿パワハラ体験談――効果的な対処法は?
「心の調子が悪い」とためらわずに言える世の中は健全であるが、それをいいことに、心の不調を理由に周囲を困らせる人々が増えた。中でも40代に「心の病」は多く、全国の都市部で働く男女各100人にアンケートをとると3人に1人がメンヘラ中年の被害に遭っていた。今回はその“傾向と対策”を考えたい。
ここ最近話題となっているパワハラ・セクハラ問題。これらもメンヘラ中年によって引き起こされるケースが多いという。アンケートには「ちょっとしたミスなのに大ごとのように一日中ネチネチと責められる」(36歳・男・製薬)、「常に高圧的。人格を否定される」(35歳・女・公務員)など、陰湿な体験談が。医療機器メーカー営業の山崎祐介さん(仮名・33歳)も、そんな上司に悩まされ、仕事への意欲をすっかりなくしてしまった一人だ。
「もともと神経質な人ではありましたが、昇進して、そこそこ権力を持ってからさらに粘着質になりました。営業先で電話に出られない状態のときに5分おきに電話をかけてきて、少しでも折り返すのが遅れると何度も留守電に吹き込んでブチギレます。四六時中『お前はできないダメ人間だ』と言われ続け、さすがに心を病んで転職を考えています」
健康社会学者の河合薫氏はメンヘラ中年の権力の使い方に注目。
「彼らは視野が狭いので、自分がやっていることがパワハラと気づいていません。自分が発信することしか考えていないので、本人に苦情を言うだけ無駄。人事部やさらに上の上司に報告しましょう」
子供じみたいじめ体質。周囲の心を壊しまくり
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