更新日:2018年02月08日 09:45
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仮想通貨バブルは終わらない!?「ビットコインはまだ伸びる」と識者たちが断言する理由

仮想通貨 国籍のない仮想通貨は「政情が不安定な国での資金の逃避手段」でもある。独裁政権下で鎖国状態にあるベネズエラでは多くの人がビットコインで資産を逃がしているし、キプロスで金融危機が起きたときもビットコインが買われた。 「いわば金(ゴールド)の代わりです。しかもゴールドと違って持ち運びしやすいのがメリット。現在、マーケットに流通しているゴールドの時価総額は約300兆円ですが、その5分の1でも仮想通貨に流れてくれば、仮想通貨の価値は今の倍になります」(高城氏)  加谷氏は、仮想通貨の「第三の用途」の影響に注目する。 「企業やプロジェクトが、仮想通貨と引き換えに独自のコイン(トークン)を発行して資金調達を行う『ICO』です。リアルマネーだと商取引上の問題などがあっていろいろ面倒ですが、仮想通貨ならスピーディにお金が集まる。そんななかからひとつでもUberのように大化けするプロジェクトが登場し、何兆円もの時価総額がついたとすれば、仮想通貨ベースのプロジェクトなので仮想通貨そのものの時価総額が跳ね上がる。これは無視できない動きでしょう」  仮想通貨ドリームは、むしろこれからが本番なのだ。 <ビットコインがまだ伸びるワケ> 1 グローバルな決済手段としての可能性 2 政情が不安定な国から資金が逃げてくる 3 ICOの成功例が出れば価値が跳ね上がる 【加谷珪一氏】 経済評論家。経済やビジネスなど多方面の分野で執筆を行う。近著に『プロ投資家の「株を買いたくなる会社」の選び方』(さくら舎) 【高城泰氏】 投資ライター。2014年のマウントゴックス社の破綻前から仮想通貨の取材に着手。著書に『FXらくらくトレード新入門』ほか 取材・文/週刊SPA!編集部、イラスト/さとうただし ※週刊SPA!2/13・20合併号「[ビットコイン]最終案内」特集より

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