更新日:2022年12月10日 18:42
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PCが収納できるコート、洗えるスーツ、シワにならないシャツ…「高機能服」最新事情

▼家庭用洗濯機で洗えるスーツ ●AOKI 2ボタンスーツ 19500円(+税)  お次はAOKIの「洗えるスーツ」。「洗濯機で丸洗いできるスーツ」は他ブランドでも展開されていますが、AOKIのスーツは形がちょっと違う。立体縫製と特殊な素材を使うことで「形は細身で綺麗でも動きやすい」もの。一般的にスーツは「作業着」であり「労働着」、仕事で日常的に使うものだからこそ、しゃがんだり、立ったりとあらゆる動きを想定しなければならないので「ビジネススーツ」はやや野暮ったいシルエットになりがちです。しかし、AOKIは美シルエットと動きやすさを両立。「洗える」という機能面だけでないところが半歩先をおさえてます。  肝心の「洗える」機能性も抜群。洗濯機にぶち込んで干すだけで着用できる。スラックスのプリーツも消えないし、縫製がほつれてしまうこともない。  ただし、化学繊維の風合いは高級スーツとは異なるものですから「ドレス着用のパーティー」などでは少し安っぽく見られるかも。日常着としてはこれ以上便利なものもないですが。 ▼ケアの必要ない革靴 ●GU モンクストラップシューズ 2490円(+税)  最後は「ケアの必要のない靴」。GUからはフェイクレザーの革靴がラインナップされています。ビジネスシーン向けにややフォーマルなデザインを強化しているのが今年の特徴。定番のプレーントゥシューズだけでなくちょっと一癖加えた「モンクストラップ」などのデザインも用意しています。  「激安価格のフェイクレザー」となると、見た目や品質が心配でしょうが……はっきり言って見た目はまったく問題なし。年々素材開発が進み合皮は本革と見間違えるほどに技術進化しました。ツヤ感もほぼ問題なし、よほど服に詳しい人じゃなければ気づかれることもないでしょう。  歩き心地は合皮で馴染みにくいため少々難ありですが、それでもしばらく使っていると多少は楽になります。この値段なら我慢できる程度だと言えるでしょう。靴擦れも最初だけです。  何しろ合皮なので面倒なケアが必要なく、また水や雪に濡れてもなんの問題もありません。レザーの場合は濡れたら、ケアをせねばならず大変に面倒なものですが(レザー好きにはそれが楽しいんですが)、これなら何も気にしなくていい。便利そのものです。  以上、コート、スーツ、シャツ、革靴の「ユーティリティーウェア」でした。快適なビジネスシーンを作るために一つでも手にしてみてはいかがでしょう。オススメです。
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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