▼モッズコートは1万円以下で極上品が手にはいる?? 　こちらのモッズコート、肉感もありサイズ感も綺麗、一体いくらに見えるでしょうか?? ユナイテッドアローズで買えば3万円？ いやいやビームスならば4万円??……ところがこちら古着で10000円ほどでしかありません。場所によっては1万円以下で売られているとこも……。 　実は多くのブランドが手がける「モッズコート」はアメリカ軍のM-51を模したモノ。素材もミリタリーの生地を参考にして再現しただけであり、デザインもほとんどそのまんまのところが多い。実際上の写真を見て「古着かブランド品か」見分けられる人はほとんどいないはずです。 　ミリタリーだけは唯一と言っていいほど、各ブランド「オリジナルデザイン」を崩さずに展開しているジャンルです。作戦遂行のためだけにデザインされたミリタリーウェアはその「機能美」があまりにも優れており、デザインを付け加えると逆に安っぽい印象になってしまうことが多い。そこで各ブランド下手にいじらずミリタリーそのままで作ることが多いのですが……だったら古着の「軍放出品」を探した方が圧倒的に安く手に入るというもの。 　上野のアメ横など古着や軍モノの聖地を探せば数千円程度で極上のミリタリーウェアが手に入ります。しかも軍モノですから撥水性や引き裂き防止などの機能面は抜群。中にはスキーウェア並に高機能な素材が数千円程度で売られていることも。 　実際アメ横の軍モノ屋さんに足を運ぶとアパレル関係者を多く見かけます。まさに「裏技」ですが極上素材・極上デザインを手頃にGETするならミリタリーはこれ以上なく優れているのです。 　以上、こんな風にファッションの世界には様々な「裏技」が溢れています。たまーに私のサイトでもこうした内容を解説紹介しています。興味あれば是非どうぞ!!ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）