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会社の「役職者を“さん付け”で呼ぶ運動」はリストラの布石!? 社内通達から見る建前と本音

 ちょっとした一言がパワハラ、セクハラになってしまう現代社会ではストレートな物言いが憚られ、社内コミュニケーションも複雑化している。そこで、相手から発せられる言葉のウラに秘められた本音を解読。建前から真意を見抜き、快適な会社員ライフを送ろう。まずは経営陣たちは何をいいたいのか。4つの社内通達から見えてくる建前と本音とは? 社内通達から見る建前と本音 ・建前 ワークライフバランスのいい職場環境をつくる ・本音 ワークの効率をもっと上げる方法を考えよう 【解説】ワークライフバランスを「ライフの充実」を図るものと勘違いしている人が多いが、会社側の本音は異なる。経営陣は「ライフの経験を生かして、創造性のある仕事をしてほしいと考えている」と解説するのは、著書に『「働きがいあふれる」チームのつくり方』(ベスト新書)などがある前川孝雄氏。 【類例】「残業時間を短くしましょう」も同義。労働時間は減っても、ノルマや成果を減らしては業績は傾くばかり。生産性を上げる方法を会社は摸索中なのである。 ―――――――――――――――――――― ・建前 役職に関係ない「さん付け」運動を実施します ・本音 降格・解職が行われたときに気マズくないように 【解説】老舗企業ほど「課長!」など役職で呼び合う文化はいまだ根強い。「自由に意見が言えるように」と表向きの理由とは裏腹に「実際はリストラや降格人事の布石ですね」とは、計5社で人事部を渡り歩く現役人事部長のスペシャリスト高井俊朗氏。 【参考】さん付け運動が定着した頃に登場するのが「風通しのいい会社を作ります」だ。“自由”“風通し”など耳障りのいい言葉ほど裏にあるのは異動の嵐!
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「成果報酬型のボーナス導入」の本音は…
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