恋愛・結婚

妻が突然出ていった!離婚調停のドロ沼で、取られたカネと意外すぎる結末

 結婚して家庭を築いた人たちは、独身という自由を捨てた代償に幸せを手に入れたのだろうか? 30~45歳のサラリーマン300人を対象にSPA!編集部でアンケートを実施すると、6割以上の男性が「離婚したいと思ったことがある」という結果に。結婚当初は幸せの絶頂だったのに、なぜ夫婦は忌み嫌い合ってしまうのか。「結婚がつらい」男の事例を元に、「自分の結婚に間違いはなかったのか?」を見極めていく。

泥沼の離婚調停の末に家族愛に目覚めた


有本さん

「別居期間中、延べ306万円を払いましたが、子供も多いし金額について不満はそれほどありません」(有本さん・仮名)

 まさに青天の霹靂(へきれき)だった。有本亮介さん(仮名・43歳)がいつも通り会社から帰宅すると、自分の荷物だけを残して、妻と子供3人が忽然(こつぜん)と姿を消していたのだ。妻からは「別居して距離を置きたい。冷静に今後のことを考える」とのメッセージが。あまりのことに茫然自失とするしかなかった。

「数か月すると、妻の代理弁護士からコンピ(婚姻費用)の請求が届きました。別居の原因ですか? 妻が言うには僕からのモラハラ。つまり言葉の暴力らしいです。でも実際は“短気だ”とか“頑固だ”とか、言いがかりに近い人格否定。まったく納得はいかないけど、年収や子供の年齢などから、毎月17万円支払うように裁判所から言い渡されました」

 コンピ(婚姻費用)とは、離婚が成立するまで、収入が多いほうが少ないほうに払う生活費(夫が妻に払う場合が多い)。「夫婦は同じ生活レベルになるようにお互いを扶助する」という義務があるため、たとえ妻が勝手に出て行った場合でも、離婚が成立するまでコンピを払い続けなければいけないのだ。

 一方的な展開に、有本さんの怒りも頂点に達した。こうなったら、こちらから離婚を突きつけてやろうと決意を固めて離婚裁判に突入。月に一度の「尋問」ではお互いの弁護士を介して「どちらに落ち度があるのか?」、罵詈雑言を浴びせ合うバトルが1年半続いた。が、事態は思わぬ方向に収束していく。

「妻からまさかの『やり直したい』という申し出が届いたんです。最初は『何を都合のいいことを』と取り合わなかったのですが、なんかお互い、悪口を1年以上も言い続けていたら、妙に気持ちがスッキリしてきたというか……。
  思えば、同居していたときは、特に理由もなく相手にイライラしてばかりでした。尋問に向けて『どれほどのダメ嫁か』を考え抜くのですが、『休日にゴロゴロしてると掃除機でつっかかってくる』とか、たいした話じゃないなって(笑)。別居生活中に気ままな独身生活も満喫できたし、何より子供にまた会えるってのが大きかったですね」

 相手の何が嫌なのか、時間をかけて考えれば、案外解決してしまうものかもしれない。

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