▼第1位「作業員にならないスイングトップがついにやってきた!!」 ●スイングトップブルゾン＋E 6990円（＋税） 　洋服は「見ると着るとでは大違い」なことが多々あります。雑誌に掲載されたモデルカットはかっちょよく見えるのに、自分が着ると「ただの野暮ったいオッサン」になってしまう。その典型アイテムが「スイングトップ」でしょう。往年のスティーブ・マックイーンならいざ知らず、胴長短足の日本人がきても「作業員」にしかなりません。私なぞは農家の生まれですから、こうしたワークブルゾンはどうも「JAの呪縛」が脳裏にまとわりつくのです。昔、じいちゃんがよく着てたなあ……。 　そんな「THE失敗アイテム」のスイングトップですが、今回のユニクロUのアイテムはそんな「作業員に見えるポイント」を徹底的に消し去った極めてスタイリッシュなもの。これぞ僕ら日本人が心から待っていた究極のスイングトップ!! 　スイングトップがおっさんくさく、作業員のように見える理由は「ワークテイスト」が強すぎるから。シワ感が強く出てしまうチノ生地だったり、防寒のため備えてあるリブなどが野暮ったく感じたり、そうしたデザインとディティールに問題があります。このユニクロUのモデルはそうしたワーク風なディティールをあえて省略、生地もシワ感が出にくいサラリとしたツヤのあるものを採用しています。また首元も綺麗に立ち上がるため、小顔に見えて体型もきれいに感じさせてくれるのです。 　さらに細かく詳しいことは私のサイト「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」に書いてありますが、百聞は一見に如かず、ぜひ試着してみてください。かつてないほどスタイリッシュできれいな自分が鏡に映るはずです。ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）