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嫁に内緒で“男のロマン”に大金をつぎ込んだ夫たち「年収は300万円台…だけど、12万円のクロムハーツが欲しかった」

同棲前にクロムハーツを購入「最初から持ってたよ!」

 藤代さんのように結婚後は、妻の許可を得なければ欲しい物が買えないひとも多いだろう。次に紹介するのは、保険会社のルートセールスを担当しており、若い頃からシルバーアクセサリーを集めるのが趣味だったという丸山さん(30代・仮名)のケース。 「クロムハーツやゴローズのアクセって、男なら憧れるじゃないですか。ツウなひとが見れば一発でわかりますし」  丸山さんは著名人が愛用しているアイテムを中心に、その日のファッションに合わせてゴローズとクロムハーツを使い分けていたという。特にクロムハーツが好きで、いちばん高いものでは、ダイヤモンド入りのネックレスが約30万円。とはいえ、丸山さんの年収は350万円程度。クレジットカードでローンを組んで購入していた。 「アクセのコレクションをケースに入れて眺めるのがいいんですよ。でも、彼女からは不評でしたね。そんなお金どこにあるのって」  普段はろくにデートにもお金をかけない。お世辞にも収入が良いとはいえない丸山さんが高価なアクセサリーを買うことに対して、彼女からは反対されることも多かった。だが、自分のお金で好きな物を買ってなにが悪い……と開き直っていた。  そんな丸山さんに転機が訪れる。いよいよ彼女と入籍することになったのだ。結婚式の費用はもちろん、同棲を始めるために引っ越しや家具一式を購入せねばならない。たいした貯金もなかった丸山さんは、結婚後はお小遣い制度になることが決定してしまった。今後は、大好きなシルバーアクセを買うことは無理かもしれない……そう考えた丸山さんは、最後のつもりで“男のロマン”を炸裂させた! 「彼女(嫁)も僕のコレクションを把握していなかったので、同棲を始める直前に12万円でクロムハーツのキーパーリングを購入しちゃいました。『そんなの持っていたっけ?』と聞かれましたが、『何年も前に買ったんだけど、しばらく着けていなかったんだ』としらばっくれて。とりあえず、いまは満足していますが……いつか新しいのが欲しくなったら、そのときはまた考えます(笑)」
クロムハーツ

人差し指で輝くクロムハーツのキーパーリング

 ほかにも男の趣味といえば、クルマやバイクなどが挙げられると思うが、さすがに嫁バレせずに……というわけにはいかないかもしれない。とはいえ、カメラのレンズやシルバーアクセサリーなどの小さな物であれば、密かに続けることも不可能ではない。いつまでも夫婦円満でいて欲しいものだが、バレてしまえば大喧嘩になる恐れも。  今回はこっそり“男のロマン砲”を炸裂させた例を紹介した。しかし、妻とよく話し合い、うまく折り合いをつけることはできないものか。様々な事情からそれが難しくて……というのが男性のホンネかもしれない(笑)。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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