荒木経惟も? #MeTooでセクハラ告発された男たちの末路は追放、自殺…
世界的に著名な写真家のアラーキーこと荒木経惟氏を告発する文章が波紋を呼んでいる。4月1日、その文章を「note」で公開したのは、2001~2016年のあいだ荒木氏のモデルをつとめたダンサーのKaoRiさんだ。
2017年10月にハリウッドから火がついたセクハラ告発「#MeToo」が、世界中に広がっている。まだ下火だった日本でも、いよいよ本格的な「#MeToo」が始まるのだろうか?
アメリカでは大量の著名人が失脚し、韓国では自殺者まで出た。その破滅ぶりのほんの一部をまとめてみた。日本でも、オノレの所業を振り返っておびえている人はたくさんいるかもしれない――。
●山口敬之(元TBS記者)→表舞台から消え、訴訟中
フリージャーナリストの伊藤詩織さんが、2015年に山口氏から準強姦されたと告発。2017年には伊藤さんが手記を出版、山口氏は合意だったと反論した。刑事裁判では不起訴となるが、現在、民事裁判を起こされている。安倍首相との親密さをアピールしてきた山口氏だがメディアでは見かけなくなった。
●岸勇希(広告クリエーター)→社長を辞任、退社
2017年12月、ブロガーのはあちゅうさんが、電通勤務時代に岸氏から受けたパワハラ、セクハラをネットメディアで告発した。岸氏は、性的関係を迫ったことは否認しつつ、ネット上で謝罪。スタークリエイターだった岸氏は、自分で作った会社を退社し、表舞台から消えた。
●趙珉基(韓国:俳優、大学教授)→自殺
2018年2月、趙珉基(チョ・ミンギ)氏の教え子が「ワンルームに呼ばれて強制わいせつ行為をされた」と匿名掲示板に掲載した。次々に教え子や女優からセクハラ告発を受け、趙氏は大学を辞職し、俳優活動も停止。3月9日に自宅マンションの地下で首吊り自殺し、遺書には「すべてが私の罪」とあった。
ヌード撮影の際に、契約書や同意書もなく、ギャランティもわずかで、写真集やDVD化も荒木氏の一存で決まり、モノのような扱いを受けた……と、KaoRiさんは記している。荒木氏に対しては、昨年8月にも、モデルで美術家の湯沢薫氏が「19歳の頃に性的虐待を受けた」とフェイスブック上で告発している。
どちらの件についても、荒木氏側からの発表はなく(4月10日時点)、事実関係はまだわからないが……。
「#MeToo」で失脚した男たち
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