神脳と呼ばれる東大生・河野玄斗が明かす「医学部生の僕が司法試験に合格した理由」
――勉強でも日常生活でも、河野さん独自の思考法ってあるんですか?
河野:時間というよりは、タスクベースで物事を考えてます。まずこれをして、これをしなきゃいけないっていうのを考えます。その上で、なんとなくここはもっとやっておいたほうがいいとか、ここは意外と優先順位が低そうだから薄めにやっておこうとか。結局、ゴールを設定してそこまで確実に到達するかが重要なので。例えば50m走を全力で走って何秒だっていっても、フルマラソンをその速さで走り続けられる人はいないじゃないですか。なのに、仕事とかだと「俺は一日でこれだけできるから」って、最高時のパフォーマンスをベースに設定する人がいる。それだと無理なんです。だから自分の無理のない範囲で長期的にやっていけるプランが必要なんです。
――そういう物事の取捨選択について、自分の中に基準があるんですか。
河野:受験勉強で言えば、受験で問われ得る知識をすべて完璧にするのはかなり難しいので、先にゴールを想像して、自分がどういうレベルに達すればいいのか、そのためにはどこを多くやればいいのか、どこを少なめでいいのかバランスを考えます。
――仕事にも通じる考え方ですね。
河野:完璧を目指しすぎたがゆえに完成しないこともきっとあると思うので、最低限ここまでできていればいいのかなとか、ある程度の妥協も大事なのかなと。
※このインタビューは4/24発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
【河野玄斗】
’96年、神奈川県出身。私立聖光学院高校を経て、東京大学のなかでも最も入学が難しいと言われる理科三類に現役合格。’17年9月に司法試験に合格。身長183cmというスタイルのよさもあり、第30回ジュノンスーパーボーイコンテストではベスト30に残る
取材・文/中村裕一 撮影/尾藤能暢 スタイリング/池口淳矢 メイク/清遠あゆみ(ビーゴー)株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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