洗いたてのシャツを比較した結果、ユニクロの「スーパーノンアイロンシャツ」、量販店の「ノンアイロンシャツ」はどちらも襟がパリッとしていました。 　クリーニング屋さんで手入れされたシャツが重宝される理由は「襟のパリッと感」にあると私は見ています。「清潔感は先端に宿る！」という言葉があるように、シャツの襟先はビジネスシーンで重要だからです。 　また、予想通り、一般的な綿100％のシャツは襟のヨレも気になりました。 　この実験から改めて見えたことは、ノンアイロンシャツはネクタイを絞める前提であれば、アイロンを掛けずとも会社に着て行けるということです。ネクタイで胸元が隠れるからこそ、襟さえパリッとしてればノンアイロンで十分成立します。 　ただし、ネクタイをしないクールビズ期間はアイロン掛けが必要です。ノンアイロンシャツであっても、第一ボタンを開けたときの襟立ちと胸元のラインはパリッとしていないからです。 　一方、綿100％にもかかわらず特殊コーティングでシワをつけない、ユニクロ「スーパーノンアイロンシャツ」は第一ボタンを開けてもシワがほとんど気になりませんでした。 　例年より早くスタートした今年のクールビズ商戦！　もはや、機能性によってラクなのは当たり前。加えて清潔感を保つ工夫がある商品ラインナップが目立ちます。 　ノンアイロンシャツはネクタイの有無によって手入れの方法が変わります。覚えておきましょう！＜TEXT／森井良行＞ ※「ビジネスシャツに関するアンケート」ユニクロ調べ、 営業職男性372名 /有職者および専業主婦の女性248名にインターネット調査（2018年2月23～24日）“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』（日本実業出版社）など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。