タワマンって本当に買うべき? 価格高騰&過剰供給が問題に…
住宅ジャーナリストの榊淳司氏も「新築販売でも10%引きなんて話を耳にするようになってきている」と話す。一方で、供給側が強気な価格設定を続けている要因について、次のように話す。
「とにかく人件費が高騰している。とび職人や型枠工、鉄筋工といった職人さんたちの日当は、10年ほど前なら1万円台だったのが今やその数倍。理由は職人さんの高齢化もありますが、五輪関連施設とタワマンの建設ラッシュが同時進行しており、奪い合いになっていることもある。昔は1戸当たりの職人の人件費は1000万円だと言われていましたが、今はその倍以上になっています」
実際の受給を反映せず、強気な値付けで供給過多になりつつあるタワマン。それでもあなたはタワマンに住みたい!?
<首都圏でこんなに多くのタワマンが!>
完成(予定)/棟数 /戸数
’08~’17年/341/11万1722
’18~’21年/ 64/ 4万0615
’22年以降/117/ 3万9688
合計/522/19万2025
※首都圏とは東京、神奈川、千葉県、埼玉県を指す。出典:不動産経済研究所プレスリリース「超高層マンション市場動向2018」
― タワマンの悲劇 ―
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