恋愛・結婚

「結婚に踏み切れない男」のメカニズム…42歳・独身男の不安

 しかし、こうして田中さんが、余計な時間をかけることなく、結婚という人生の一つの目標を達成できた要因は「私からのアドバイスのおかげ~♪」などではなく、実はお相手の女性の上手なエスコートにあったのです。  田中さんのケースに限らず、女性が男性にはわからないように告白しやすい状況を作ったり、うまくデートのエスコートをしたりしているパターンは実際、とても多いのです。結婚となると、プロポーズのタイミングはとても重要ですが、そんなプロポーズも実は女性が「さあ! そろそろ言って~」とサインを出し、知らず知らずのうちに男性が女性から促された結果、行われていたりします。  男性のプライドを守りながら、男性自身はまるで自分がエスコートをしているかのように感じさせる女性こそ、結婚という目的達成できていることが多いです。特に今回の田中さんは交際している女性が本当に上手にエスコートをしてくれたことで、無事に成婚に至りました。

男性は周りからの後押しが欲しい

 男性は結婚を望んでいるはずなのに、目の前に「結婚」の二文字がリアルに見えてくると、突然慎重になり、石橋を叩きだすことが珍しくありません。これは男女のDNAの違いではないかと私は感じています。  女性は産まれてからいろんな顔を持ち、成長とともに次々と変化をします。女のコから女性へ。女性から奥様へ。奥様からお母さんへ……それ以外にも、男性を立てるときの顔。職場での顔。友人同士の顔。ママ友との顔もあります。女性の俳優を「女優」といって、男性の俳優は「俳優」というのは、女性は一般の人も含め、誰もが「女優」だからだと聞いたことがあります。女性はそれほどの環境の変化やストレスにも耐え抜いて、生きていかなければいけないのかもしれません。「腹を決めると女性は強い」とよく言いますが、まさしくこの言葉通りで、環境の変化にも腹を決めたら、抵抗なく進んでいくことができます。  それに引き替え男性は産まれてから死ぬまで男の子。赤ちゃんのときから死ぬまでオッパイが好きだし、柔らかいものを触りたいし、甘えたい。成長する過程で「男とは!!」というものを潜在的に刷り込まれるので、男性らしく振る舞うこともできますが、やはりどこまでいっても「男の子」が見え隠れします。  そのため、環境の変化にはとても弱い。でも、1つの場所でしっかり根を張ってからは男性も勝負することができます。なので、結婚という環境の変化を受け入れ、そこで根を張り出したら、どんな辛いことも、苦しいことも乗り越えられるはず。ただ、大きな環境の変化となる「結婚」が現実的に見えてくると少し考えてしまい、周りからの後押しがほしいのが男性なのです。  婚活をして、結婚をしていった男性のほとんどが、独身の頃よりも仕事がうまくいっているのは「結婚」という環境に根を張り、男として背負うものを受け入れた結果だと思います。守るものがある男性は1人でも生きていける男性より強く、魅力的なのも頷けますね。
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「1年以内に結婚する成婚必勝マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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