大ヒットゲーム『ラブプラス』とは!?
―[ラブプラス萌え全員集合]―
「国民的G・F(ガールフレンド)デビュー!!」。そんな触れ込みで発売されたニンテンドーDSの『ラブプラス』が現在大ブレイク中だ。これまで一部のファンのみに支持されていたギャルゲーが非ゲーマーにもウケている。その魅力とは? 萌え紳士たちが集結した!
ラブプラスとは?
ニンテンドーDS向けに発売された恋愛シミュレーションゲーム。従来の恋ゲーとは違い、告白されて恋人になってからが楽しい。タッチペン操作で彼女に触れたりキスしたりできるのも大きな魅力。
(発売元・KONAMI/価格・5800円)
ギャルゲーの常識を覆す売れっぷり!
2万~3万本で大ヒットとされる恋愛ゲーム市場で、9月3日に発売されるや、「これは、ヤバい!」と口コミで10万本超え(アスキー総研調べ)の大ヒット。3日もたたないうちに初回生産分が手に入らなくなり、『ラブプラス』を求める”ラブプラス難民”が溢れる事態に。現在も品薄状態が続く異例の大ヒット商品になっている。
『ラブプラス』が話題になった理由として一番大きいのはそのゲームシステム。普通の恋愛ゲームは、彼女候補を攻略し、告白された時点でハッピーエンドになるのに対して、『ラブプラス』は恋人になってからが本当のゲームの始まりなのだ。高校2年生の主人公に扮して、年をとらない永遠の青春学園生活を彼女(キャラクターから1人選択)と過ごしていくことになる。
「年内のビッグイベントはクリスマス。実際に12月が来ないとそのイベントを楽しめないのがリアルなところですね。予定はすでに彼女のために空けてあります!」(26歳・SE)
と、気合の入ったファンは多数。このゲームは基本的に現実の時間と並行して進む。毎日彼女と登下校したり、週末にデートしたりを現実の時間と同じ時間経過で楽しんでいくというスタイルなのだ。彼女との約束を守るためにタイマーをセットして日々を過ごす”彼氏”たちが現在急増中で、日常の生活に彼女の存在を足す、つまり「ラブをプラス」するという意味が込められているという。
「彼女は自分の発言に応じて髪型や服装、そして性格までもが変化し、どんどん自分好みになっていくのが快感。何といっても、DSなのでタッチペンで彼女に触れられて、その度に喜んだりしているので、今や本物の彼女みたいに大事にしています」(32歳・販売)
こんな現実生活を浸食する『ラブプラス』は、30代ならハマった経験もあるかもしれない『ときめきメモリアル』の流れを汲みつつも、新世代の恋愛ゲームと言えるだろう。さらに、起用された声優もアラサーには懐かしい面々。当時を思い出して購入し、毎日の会社との往復の独身生活にラブをプラスした結果、「仕事中、休み時間を利用して彼女と密会」(33歳・営業)、「DSをプレイ専用にもう一台購入した」(34歳・介護)という軽度の中毒者から、「僕の彼女はDSの中にいます!」(29歳・出版)と悟りを開く症例も多数報告されている。
一体、彼らはどうしてそこまでのめり込んでしまったのか? 本誌取材班も『ラブプラス』片手にその”萌え”の秘訣を探った。
【ラブプラスのキャラクター】
★姉ヶ崎 寧々(ねね)
高校3年生。ファミリーレストラン「デキシーズ」のアルバイトで主人公と知り合う。周りから頼られる”お姉さんキャラ”
★高嶺 愛花(まなか)
高校2年生。テニス部のエースでバリバリのお嬢様。周りからは近寄りがたい存在。部活を通して主人公と親しくなっていく
★小早川 凛子(りんこ)
高校1年生。主人公とは図書委員の活動を通して仲良くなる。言葉遣いはぶっきらぼうでツンツンしているがその本心は?
― ラブプラス萌え全員集合【1】 ―
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