月収80万円がゼロに…まとめサイト副業で痛い目にあった人々
ブロガー、インフルエンサー、YouTuber……「インターネットで稼ぐのが当たり前の時代」といえど、勝者はほんの一握りといわれる。そこで大多数の負け組たちが、ネット副業の地獄をとくと語った。
いわゆる「2ちゃんねるまとめブログ」も、乱立しているため収益化が難しくなったといわれる。その上、こんな事例もある。
「知人が運営していたまとめブログがハッキングされ、知人の個人情報が流出したことがありました。まとめ系は2ちゃんねらーに嫌われているため“祭り”状態となり、サイトを閉鎖せざるを得ず、月収80万円ほどだったのが一気にゼロになったそうです」
ブログ記事を外注するケースも、徒労感と無縁でいられない。
「立ち上げから収益化まで完全自動化したかったので、クラウドソーシングでライターを募ったんです」(米田隆弘さん・仮名・40歳)
だが一記事数百円という激安で発注できるだけにリスクもあった。
「いくら安価といっても優秀な人には仕事が集中していて、オファーが全然できない。その他は正直、平均以下のレベル。一度、締め切りどおりに納品されず連絡もつかないので文句を言ったら『自分は初心者なので時間がかかる。そんな私に頼むあなたもどうかと思う』という信じがたい返答が……」
結局、自分で書くことにしたという米田さんだが、いずれにしろ収益はまだないという。
これが副業ではなく本業ともなると規模が大きくなり、損害も甚大だ。中国人向けに日本を紹介するサイトを運営する会社に勤めていた東尚樹さん(仮名・34歳)は次のように話す。
「雑誌編集者だった人が観光系企業からの広告収入や紹介料などを見越して立ち上げたのですが、鳴かず飛ばず。それも当たり前で、そのサイトを見て日本に来る中国人観光客がどれだけいるのかと」
数か月間まったく収益が出ない状態が続いたが、社長は「まだまだイケる」と資金数百万円を追加投入。だが結局、サイトのアクセスは伸びず倒産に至ったという。
<地獄指数>※MAXは★5つ
徒労度 ★★★★
ストレス度 ★★★★★
収益度 ★
― 負け組が激白[ネット副業は生き地獄]だった! ―

個人情報流出で利益ゼロに。記事外注もままならず
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